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コラム
思い込みの落し穴
2017年10月2日 公開 / 2020年10月25日更新
本日も前の投稿に続いて
コミュニケーションの話
職場でも学校でも家庭でも
関係性がこじれる原因になるのは
自分が頭で思っていることの半分も
他者には伝わらないということ。
「あっ! そうそう、それなのよ」と
互いに共感したりしますが、話していくうちに
微妙なズレに気付くことがあります。
親しい間柄なら多少のズレは
お互いが無意識にカバーし修正しているので
ほぼ一致していればOK。
考えてみれば当たり前の話ですね。
生活習慣も好みも違う人間が
価値基準が完全に一致する方が不思議で
同じ生活をしている家族でもズレが生じます。
しかし、プライベートなら許されることも
ビジネスになったらコワイですね。
例えば、得意先の担当から
「急ぎじゃないので手が隙いた時でけっこうです」 などと
言われて真に受けていると、エライ目にあいます。
私がまだ駆け出しの頃、
お客様とインテリアの打ち合わせの際、
「英国風の感じでデザインしてほしい」と言われ
次回の打ち合わせで英国風の内装のカタログを
持って行ったところ、お客様から
「イメージが違うし英国を分かってない」と言われました。
よくよく聴いてみると、そのお客様は
イタリアのロココ調を英国風だと思い込んでいたのです。
どんなビジネスもこのようなことは
多少なりともあると思います。
上記のことも双方がプロ同士の打合せなら
大きな問題には至りません。
では上記のような場合、
相手と考えを一致させる方法は
漠然としたところの感情部分を聴くことです。
例えば、
英国風のどんなところが好きですか?
お客様が思っている英国風のイメージは
どのような感じですか?
英国に想い出があるのですか?
ご家族も英国が好きですか?
などと、このあたりを聴けば
お客様の英国風のイメージを
具体的に分析することができます。
このように、
双方の考えを一致させるには
感情も含めた内容を、互いにすり合わせて
微調整することが必要かもしれません。
【小さな行動】
大切なことを伝える時には、
感情の部分と伝えたいポイントを
分けて整理してすり合わせをする
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