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毒親(退治)を越えて。その2、自身のネガティブな感情の受容

2024年3月6日

テーマ:自分自身になろうとする力

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング



3月は出会いや別れのシーズンの幕開けです。
恋人や配偶者、子どもさんとの親密な関係に悩む機会に気づくかもしれません

自分の望みを、相手に話すことができない!
相手にどう思われるか見られるかが恐ろしすぎて、何も言えない、閉じこもりたくなる!
相手に感情が爆発するか、または、自分を責める!


 子ども時代に、親や養育者との間で、自身の内面に湧き起こる「ネガティブ」な感情を受け入れてもらい、どのように味わうかを体験するものです。
お母さんなんかだいっきらいだ!という感情は、受けとめてもらうのに値する自然で大事な感情なのです。愛情関係の大事な要素だからです。

自分の中に「ネガティブ」な感情があってもいいのだ。という安心は、おとなになってからの親密な関係を育むために大切なものとなります。

カウンセリングや自分への理解がすすむと、親からの影響のおおきさにおののく期間があります。自分の今の生活の「生きづらさ」、不満足、ていたらくは、やはりあの「毒親」のせいだったのか!と。

けれど、「毒親」を越えるとは、
退治することではないでしょう。

「毒親」(退治)にばかりエネルギーをつかわずに、
私は、母とも父とも、「違う人間」なんだなと知ることからはじまります。
それは、親と疎遠になるとか永遠の別れになることとはまったく異なります。

悔しくなることもあるでしょう。
悲しくてやりきれないと感じることもあるでしょう
強い怒りが湧くこともあるでしょう。

そうした自分自身を受け入れることからはじまります。
人間としての「親」と会うことで、ほんとうの「自分自身」に出会うのです。どちらが先でもかまいません。

ただし、ひとりでは、たいへんな道のりであることもあすので、
お一人で抱え込まないで、少しの間、専門家とともに歩むことをご提案しています。


ーーーー

みんな毒親!ー「健全な家族」という罠からの解放ー
第17回日本家族と子どもセラピスト学会 鎌倉 https://ikuoakashi.jp/dokuoya/

この記事を書いたプロ

明石郁生

「あなたらしい生き方」をサポートする臨床心理士

明石郁生(家族とAC研究室)

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