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コラム
欲しい土地が見つかれば確認すること
2018年11月26日
境界ポイントは財産のカタチを決定するポイント
物件を案内されたら、まず初めに境界を確認しましょう。境界には杭、鋲。キザミ(コンクリート等を削って赤いペンキで印をする事)と云った境界を示す、印が入っています。
しかし、まだ多くの土地が、境界の不明確な土地が数多く存在します。土地の大きさが確定されていない土地でも、売買されていますが、これは登記簿謄本に上がっている土地面積を根拠に契約しています。実際の面積と謄本上の面積が異なっている場合が多くありますので、これはリスクを伴う契約と云って良いでしょう。似通った物件が二つあって、どちらかに決めかねているのであれば、境界が確定している土地を選びましょう。
境界を確定するには、隣家の立会い同意が必要になり、土地家屋調査士に地籍測量図の作成を依頼して、法務局に届けないといけません。そこまでするのに、通常で約一か月と、30~50万円程度の費用が発生します。
インフラをチェックしましょう
その次に、土地に公共下水や、上水・ガス管等が埋設されているか、確認しましょう。無ければ、新設しないと建物は建てられません。ガスを必要としないのであれば、ガス管を埋設する必要はありませんが、下水と上水は必須です。田舎に行くと下水は浄化槽で済ませる土地が、まだ残っています。その際には、側溝等の排水設備がきちんとあるか確認しましょう。側溝はU型・L型の二種類があります。L型側溝の場合は、道路に下水管が埋設されている場合が多く、U型側溝の場合は、直接水路や河川に流れ込んでいる場合が多いです。
また、U型側溝では現場打コンクリート側溝と、既製のUトラフを並べたものがあります。Uトラフの場合、不同沈下が起こりやすく、建築工事の際に傷めてしまう可能性もありますので、用心しましょう。
電柱・カーブミラー・ゴミ集積所はどうか
敷地の外には注意は必要です。電柱やカーブミラーがある為に出来り口が限られたり、ごみ集積場が敷地の前にあったりする場合があります。これらも土地を選定する場合は注視しておきましょう。
道路との段差は1mが目安
道路面よりも敷地の方が高い土地がよくあります。1m以内であれば、特段擁壁を設ける必要はありません。1mを超えると擁壁として別途申請が必要になる場合がありますので、注意が必要です。擁壁と名がつけば、高さに関わらず最低でも1m当たり20万円以上のお金が必要です。
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