マイベストプロ大阪
福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

近未来の時計

2018年10月29日

テーマ:【カフェテラス】

コラムカテゴリ:住宅・建物

人々は自分の時間を増やす事を考えだす

近未来とは、既知の技術で発想さえ変えれば、簡単に現実のものになる社会の事です。
一日は24時間と決まっています。子供でも知っていて、当たり前のように人々は24時間の中で生活しています。8時間睡眠を取り、8時間働いて、8時間をその他の活動に充てています。それで24時間です。
しかし、この24時間は物理法則の様に絶対的なものでしょうか。そうではありませんよね。人が便利な為に勝手に決めたルールに過ぎないのです。
例えば、先方に赴いて商談を行う様な仕事があるとすれば、凡その時間割を、行きの移動時間を一時間、商談時間を1時間、帰りの移動時間を一時間、合計3時間なんて、漠然と考えて過ごしていませんか?
たとえ45分で行けても1時間と考えていませんか?商談が45分で終わっても、雑談に15分使っていませんか?
そのくせ、そういう人に限って時間が足りないと常に感じています。時間がもっとあれば、もっと良い仕事が出来るのにとか、もっと自由時間が欲しいのにと常にぼやいています。
将来はそういう人の為に、人より8時間多く使える時計が出現します。

16時間時計です。物理法則を曲げている訳ではありません。一日は24時間しかありません。しかし、一時間の決め方は自由です。16時間時計は、一時間を45分いに定めているのです。45分で移動して45分で商談を済ませ45分で帰って来る事は努力次第で可能な事です。それを行えば45分(一時間)時間が余る事になります。

何故45分なのか

人が努力せずに継続的に集中できるのは15分とされています。TV番組でも概ね15分に一度CMが入ります。小学校の授業は45分です。小学生が努力して持続できる集中力は45分が限度です。ですので、小学校の時間割は45分単位で決められています。
大学になると一時限の講義は90分に伸びます。この様に人のリズムを考えると、15分単位で物事を考えるのが生理的に合っているのです。そこから60分=一時間と決められたのですが、45分=一時間と決めても不都合はありません。
60分でしている事を45分ですることは、努力次第で可能な数字です。ダラダラと60分過ごすより、集中した45分の方が充実しています。こうすると一日が32時間になり、人より8時間多く使える時間が増えた事になります。
ひと月で換算すると240時間、一時間を60分に換算しても、7.5日多く使える事になります。年間で90日人より多く自分の時間を持てる様になります。
これは、自分の意識の中の問題ですから、人と共に社会生活を営もうとすれば、12時間時計と併用しなければなりません。
しかし、腕時計もデジタル化が進んでいるのですから、表示画面を12時間計と16時間計に簡単に切り替え出来るようにしていれば済む話しです。
この事に気づいてから、私は45分単位で物事を考える様になり、時間に余裕が出来ました。ウソだと思われる方は、一時間掛かっていた事を45分で済ませる様に努力してみて下さい。60分掛かっていた通勤時間を45分にするのは不可能ですが、60分掛かっていた仕事を45分で済ませるのは可能です。

この記事を書いたプロ

福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(岡田一級建築士事務所)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ大阪
  3. 大阪の住宅・建物
  4. 大阪の注文住宅・住宅設計
  5. 福味健治
  6. コラム一覧
  7. 近未来の時計

© My Best Pro