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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

夢のマイホームへの近道教えます。

2012年10月6日

テーマ:【賢い家造り】

コラムカテゴリ:住宅・建物

借家住まいはバカらしい、いつかは自分もマイホームを・・・・
思い立ったら行動に移るべきです。これが結論です。

いつかは、と思う気持ちは結論の先送りと同義です。その穏やかさは、日本人の一番の美徳であると同時に優柔不断と揶揄される元凶にもなっています。総理大臣から一般庶民に至るまで景気が悪くなると、ますます決断が鈍ります。政府の景気対策が、結論の先送りに終始しているのを見て「決断を下せない」と、政府を罵倒する人が大勢いますが、景気の悪い時にアクションを起こせないのは庶民も一緒なのです。

「もう少し景気が良くならないと、大きな買い物なんて絶対にできない。」「将来の見通しが立たないのに冒険をして失敗したらどうしてくれる?」ごもっともな意見です。では、もう少し景気が良くなるのはいつですか?将来の見通りはいつ立つのでしょうか?

誰にもわかりませんよね^^

景気が良くなった頃は土地値も上がり建設物価も上昇して、マイホームなんて夢のまた夢になってしまうのです。バブルの時期に、マイホームは一生手の届かないと誰もが考えていました。
せめてもの不動産として、マンションを購入した方がバブルの崩壊と共にマンション価格が下落してしまい、一戸建て住宅に住み替えしたくてもマンションを売るに売れないでいる人が多数います。

プロでも絶好のタイミングで不動産を取引する事なんて出来ないのです。

将来、最悪の景気のシナリオってどの様な状態でしょう?政府の無策で、派遣従業員の問題がより顕著になり所得の崩壊は始まっています。また、昨年の様な食料や燃料等資源の投機売買が加速度的に進み、お化けインフレが発生する。

所得デフレと物価インフレの時代になるのが最悪のシナリオではないでしょうか?給料が下がって生活防衛の為、必死になって倹約生活をしても諸物価の上昇に倹約が追い付かず、蓄えてきた貯金を切り崩してしまう状態になる。ここが現実的に考え得る最悪の事態ではないでしょうか?

そんな世界なると予想してもマイホームの夢が叶えるべきでしょうか?
はい、叶えるべきです。

今は不景気ですから貯金なんて叶いません。でも幸い、最悪のシナリオ程土地値は上がっていません。金利も安いままです。今こそ、手の届く範囲内で土地を購入すべきなのです。建物は償却して価値は目減りして最後には0になりますが、土地は償却しません。
土地値の相場変動はありますが相対的な土地の値打ちが変わるわけではありません。逆に土地インフレが来れば、資産が増えることさえあるのです。最悪の結果は、資産を金で持つことが最も不運な結果をもたらすことを意味しています。今支払っている家賃と、ローン返済予想額が同額程度の物件を探す行動を今すぐ取るべきです。

あなたの【いつか】はいつなのですか?

この記事を書いたプロ

福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(岡田一級建築士事務所)

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