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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

マインドフルネスのもう1つの活用 3

2020年7月18日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ワーク集

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: マインドフルネス夫婦問題 相談キッズコーチング

先日、読者さんから次のような質問がありました。

「自分のこと相手のこと、私の出来ること出来ないこと、今悩むことか棚上げしてもいいことか考えるようにしています。それでも、自分のコンディションが悪い時はごちゃごちゃになってしんどくなります。そんな時はどんな風に思考を変えたら良いですか?」

このような内容でした。こちらの読者さんは、先日にアップした「自分軸を作る課題の分離」に対してのコメントでした。


ということで、本日は読者さんの質問にお答えしたことを、もう少し詳細にお伝えしたいと思います。

普段から心身ともコンディションを整えているつもりでも、何かしっくりこない感じがあってモヤモヤしていたり、思考が整理できない時があります。

もちろん、私もそんな状態になることがあります。そんな時に様々な思考の切り替えテクニックを試しても焦るだけで返って逆効果。

よほどストレスが溜まっているのかとマインドフルネスの回数を増やしたりしましたが、雑念が増えるばかり。でも、ひとつ収穫がありました。心身ともコンディションが悪い時にマインドフルネスを行なうと、雑念が増えるということ。

マインドフルネスは雑念が出ても、それを受け入れて元の状態に戻るのが基本ですが、コンディションが悪い時には雑念が次々と出て、容易に元に戻れません。

つまりマインドフルネスの雑念の量がコンディションの指標になっていることに気付きました。私見ですが、冒頭の質問の回答は心身のコンディションが悪い時には、あえて思考の切り替えをしないという思考を持つ。

キーボード

マインドフルネスの別の活用法


最初に、これは私のやり方なので「誰でも効果が出るとは限らない」ということをご了承下さいね。

マインドフルネスをコンディションの指標だけで終わらせずに、効果的に活用する方法をお伝えします。
私の場合、心身のコンディションが悪い時にマインドフルネスを行なうと、雑念が次々と出てきます。

本来、雑念を意識し過ぎるとマインドフルネスの効果はありませんが、この活用法は本来のマインドフルネスを目的と考えず、マインドフルネスで出る雑念の種類と内容に意識を向けることを目的として下さい。

雑念は明確な言葉ではないかもしれません。私の場合は「仕事」「人の顔」「足の痛み」「食」「部屋の温度」「音」など漠然としたキーワードが出てきました。

マインドフルネスが終わった後で、できる限りキーワードと回数をノートに書き出す。つまり、頭の中のゴチャゴチャをノートに整理して見える化するわけです。

ここからがポイントで、私の場合は、仕事に関する雑念が圧倒的に多いので、次のように「仕事」をチャンクダウンします。

「仕事」→「健康」「収入」「継続」「講座」「コロナ」「効率化」このように細分化し、次にそれぞれの項目を分析して不安要素と対処法を書き出します。

この作業を行なうと、自分の恐れや抱えている課題や問題点が浮き彫りになります。マインドフルネスについては下にリンクを貼っておきますので参考にして下さい。




終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。

ありがちなことですが、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。


今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。

あなたにも気付きがありますように




下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「マインドフルネスのボディスキャン」
身体のマインドフルネス

「良い学びは即実践しないと一生実践できない」
マインドフルネスのやり方



【小さな実践】
学んだことは、まず自分で試して改善や応用を繰り返しながら継続し、肝心な時に使うことを忘れないこと


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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