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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

怒りは家庭から社会へと連鎖

2019年11月11日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 社会 勉強法

いじめの原因


私が小学生の頃にイジメにあってたことは、記事で何度も書いています。イジメの原因は、「親父がいない」ことだと思っていましたが、人間関係や心理学を学び始めてて間違いだったことに気づきました。

というのは、イジメに発展するのは「からかい」「いじり」「イビリ」といった最初の入口があり、この時点で「言い返さなかった」ことが、イジメに発展する原因です。

「弱い者いじめ」の性質を持った子どもは、最初、からかったり、いじったりして相手の反応を観ながら反撃してこないとみたらどんどんエスカレートし、最終的にイジメの対象になります。

子どもはイジメられていることを親に言いません。最初は我慢して耐えていても、やがて自殺という最悪の結果に至ることだってあります。「何事も最初が肝心」というように人間関係も最初が肝心です。

正しい怒り方


「言い返せない」は性格だけではなく、日本の教育に根っこがあります。家庭でも学校でも「怒るのは悪いこと」という間違った背景があるので、怒りは人間の防衛本能ということを知らないし、「正しい怒り方」の教育も受けていません。

怒りの感情を正しく使って、自分の気持ちを相手に伝えることを子どもに教えていないから「からかい」や「いじり」などのイジメの入口のから自分を守れないのです。

白い家族

子どもが最初に人間関係を学ぶのは親からです。私も子どもの頃から、お袋や祖父から何かといえば「口答えするな!」と言われてきました。だから他者から攻撃されても口答えしませんでした。それが私のイジメの根っこです。

もし親から「嫌だと感じたら相手に伝えなさい」と教えられていたら、イジメられてなかったかもしれないし、イジメを親に相談したかもしれません。

親が「正しい怒り方」を学んでいなかったら、子どもに伝えることはできません。子どもにとって家庭はプチ社会。親を合わせ鏡のように観ながら、子どもは成長します。


今のサバイバル社会で生きていくことを考えると、学校や塾では教えないコミュニケーション術は、子どもが幼い頃から親が教えるべきです。



参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「親子のコーチングに欠けているものは◯◯と◯◯」
親子のコミュニケーションや住環境のこと

「怒りは家庭から社会に連鎖する」
怒りにくくしたり、怒りを鎮める方法




【小さな実践】
普段から「怒り」や「イライラ」の感情を正しく伝えるトレーニングをするには、その出来事をノートに整理することから始めてみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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