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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

ストレスを溜めない思考法【その2】

2019年7月5日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今回、前回の続きで「ストレスを溜めない思考法」の話。前回の【その1】は記事の下にリンクを貼って置きます。

前回はストレスとは何ぞやとストレスの原因は何かをお伝えし、ストレスを減少させるには「思考の偏り」を修正すれば良いというところまででした。

「思考の偏り」はマインドセット(価値基準、判断基準、先入観、思い込み、経験、周囲の環境)の偏りとも言えます。

同じ出来事でも、人それぞれ異なる認知があるので湧き出る感情も違います。ただ厄介なのは、この異なる認知がオート思考モードになっていることです。

オートモードでストレスを生み出す偏った思考に移行する、これが負の思考習慣です。この思考習慣を修正するのに3つの方法があります。

① ケースフォーミュレーション
ケースフォーミュレーション

上の図のケースフォーミュレーションとは、人の意識的・無意識的な問題や不適応感などを心理面・現実的な生活面から捉え、その背景にある要因を整理する複合的評価のことです。

◯ 情報・環境 → 出来事・対人関係・周囲の状況
◯ 感情・情動 → 喜怒哀楽
◯ 思考 → 思い込み・先入観・判断基準・価値基準・イメージ
◯ 行動 → 他者から観て分かる動作や振る舞い
◯ 身体 → 生理的反応・身体的反応

これらが個々で違う認知フィルターを通ってストレスの要因が生じてゆく相関図です。この相関図は、ストレスの要因を自分で分析する見立て表みたいなもの。


例えば、太って外出するのが億劫になり、部屋にこもるようになりテレビを観ながら間食をしてよけい太るという悪循環の状態があったとします。

これを見立て表に当てはめると、「太っている」という情報 →「 恥ずかしい」という感情 → 「太ると醜い」という思考 → 「外出しない」という行動 → 「だるい」という身体反応。

これらは個々の状態やマインドセットによって違うので、流れも含めて全ての項目に当てはまるわけではありません。

この見立て表は、何故、ストレスが生じたのか、ストレスがどのように変化しているのか、ストレスがなくならないのは、といったストレスの背景から、どのように思考習慣を変えていくかを仮設を立てながら分析することができます。


良かったら参考にしてみて下さい。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「ストレスを溜めない思考法【その1】」
ストレスとは何か? 原因は?

「「面倒くさい」をほったらかしにしていると引きこもりになる」
人と会うのがストレスになった時は

「自立神経のバランスが崩れると身体が暴走する」
アクセルとブレーキのバランスが崩れると




【小さな実践】
ストレスに感じるものをケースフォーミュレーション表に当てはめて負の思考習慣になっているものを書き出してみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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