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コラム
アイデンティティを他者を投影して観る
2018年4月25日 公開 / 2020年10月25日更新
お子さんが、
スマホでLINEやゲームに
夢中になるので、アプリや携帯に
制限をかける親御さんがいるようです。
しかし、人は制限されると
それをやぶりたくなるのが
心理ですから困ったものです。
そう言えば、この間帰った時に
特養の雰囲気が気に入ったお袋が、
毎日の様子を自慢気に
話してくれました。
特養に入ってから
声のトーンが明るくなり、
着るものや身だしなみを
気にし始めました。
皆んなで昔の歌を唄ったとか、
折り紙を教えてあげたとか
楽しかったことを覚えていて、
行動にも少し積極性が
出てきたようです。
多くの時間を独りで過ごし、
ネガティブなことばかり考える毎日が、
利用者の方と関係性を持つことで
考える時間がなくなったのが
良かったのでしょう。
私たちは、
他の人と比較することで、
自分の価値基準を認識して、
アイデンティティを
構築することができます。
例え認知症になっても
人はアイデンティティを
構築し続けるのかもしれませんね。
お袋が特養の話しをしてる時、
何故か遥か昔のことを
思い出しました。
私が初めて幼稚園に
行った時のことです。
楽しかったことを
機関銃のように祖父やお袋に
話していたあの頃を。
【小さな実践】
苦手な相手の中に、あなた自身の
嫌な部分が観えるかどうか観察してみる
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