マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

どこまで弱者を苦しめるのか

2018年4月8日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:認知症介護者の憂鬱

コラムカテゴリ:スクール・習い事

お袋が認知症になり、
介護保険を使うようになって
色んな情報が入ってきました。

今は特養でお世話になっていますが、
他人事ではありません。



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先日、特養にお袋の面会に行った時、
こんな話を聴きました。

「介護報酬の削減」

政府は、利用者の利用料金が少し下ると
言っているらしいが見当違いも甚だしい。

介護報酬が下るということは
どこかで経費削減をしなければならない。
とはいえ、現状の介護従事者の賃金を
下げるわけにもいかない。
結局のところ、しわ寄せは、
介護内容の充実が図れなくなるということ 。

政府は介護施設を作れといいながら、
財源が厳しくなると、在宅介護を優遇する
制度に変更する。

国の負担が大きい特養を作り過ぎた為、
今後、特養は現状維持だが、共に負担の
大きいデイサービスを減少させる意向。

その変わりかどうか分からないが、
「サービス付高齢者向き住宅」という
在宅介護を中心とした制度を見直し、
さらに充実させるとのこと。

サービス付き高齢者向け住宅は
すべての入居者に対して、
安否確認・生活相談サービスを提供し、
ケアの専門家が、日中は建物に常駐する
という内容のものらしい。

ここまでが聞いた話です。


これらの話を聴いた時、
高齢者が増えていく昨今、
在宅介護ができない人が増えるのは
目に見えています。

どうして、政府はこのような
場当たり的なことしか
考えないのでしょうか。

少子高齢化社会に向けて、
介護制度の将来に不安を感じています。



【小さな実践】
介護システムは聞かなければ
教えてくれないことが多いことを認識し
市民コミュニティで、同じ悩みを持つ仲間から
情報を収集しておく




 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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