自分の気持ちを言葉にすることとはなかなか難しいものです。
Co:さて、自分の専門家になる冒険もおわりに近づいている。ここでは、市場価値、お金について話していく。
AC:えー、市場価値とお金!アダルト・チルドレンの回復?に関係あるんですか?
Co:おまけに、マーケティングという言葉にも触れていくよ。
AC:うあー、マーケティングって何?ACに関係あるの?
Co:まあまあ、のんびり聞いてくださいね。自分の専門家になるというコンセプトのところで話したね、
「これまで誰よりも悩んだこと、苦労したことなど、過去であれ現在であれ、問題を経験した人々は、同じような状況に立たされた人々を援助できるような特別な体験、スキルを持っている。」(Morgan,2000小森他訳2003)
AC:はい。喘息の男の子の話でしたね。
Co:彼があのまま喘息の子どもたちの相談を続けていったらどういう人になるのだと思う?
AC:・・・素晴らしい、えー、カウンセラーになると思います。なんというか、子どもたちが医療者や家族などにも話せない気持ちを打ち明けられる、誰でもない彼にしかできない喘息専門カウンセラーに・・・。あっ、なんだか涙がでてきました。
Co:そうだね!彼に話を聞いて欲しい人、彼の体験を聞きたい人、とにかく彼に会いたい人がいるとしたらどんな人なんだろう?
AC:・・・たくさんおられる喘息患者さん、そのご家族ですね。ほんとうにたくさんおられると思います。
Co:うん、その方々にとって彼はどのような存在になるのだろう?
AC:子どもたちの、ご家族の、なんというか、支えのような。あー、心のケア?。うあー、とても貴重な存在ですね。
Co:患者さんやご家族に希望を与えることができる存在になるのだろうと思う。