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山本勝之

介護事業に解決志向で労務アドバイスを行うプロ

山本勝之(やまもとかつゆき) / 社会保険労務士

ゆい社会保険労務士事務所

コラム

介護の現場でパワーハラスメントを防止するには

2012年7月16日 公開 / 2020年7月10日更新

テーマ:ハラスメント、人権

コラムカテゴリ:ビジネス

介護の現場でも、パワーハラスメントの問題は起こります。

「パワーハラスメント」という言葉から、上司から部下へ言葉や態度によるいじめととらえがちですが、
上司から部下だけでなく、同僚同士や部下から上司に対して行うことも、
パワーハラスメントとされています。

特に、介護事業の職場では、年齢や経験が様々な職員が働いています。
いままでのキャリアも様々です。

このような環境では、年齢や経験・スキルに関係なく、
パワーハラスメントが起こる可能性があります。


例えば、

・年齢は下だけれど経験のある職員が、年齢の上の経験のない職員へのいじめ

・同じスキルをもっていても、性格がおとなしい職員へのいじめ

・スキルが劣っていても、自己主張の得意な職員から、不得意な職員へのいじめ

など、どんな状況でも起こりえます。


また、自分が被害を受けなくても、周りの職員で被害を受けているのに気づく場合もあります。



言葉使いや態度について、言い過ぎていないか、相手の人権を侵すようなことを言っていないか、
暴力や態度で威圧していないかを気をつけましょう。


職場の中では、パワーハラスメントは起こりえるものとしてとらえ、
職員一人ひとりの価値観や違いを認める、
お互いに理解し合うためにコミュニケーションを密に取るなど、
意識してパワーハラスメントの問題と向き合うことが、防止の一歩になります。


こちらの記事もご参考下さい。
「介護もパワハラ防止も人権を尊重する意味では同じです 」
http://mbp-japan.com/hyogo/yamasr/column/26852/




今日は、海の日ですね。



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※2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。

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