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不登校をした思春期の視点の違いから見えるもの

2014年9月10日 公開 / 2018年10月30日更新

テーマ:人間関係

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 不登校支援退職 手続き

視点の違いから見えるもの

ある少女は、集団に入りづらく登校に不規則な状態です。
ある少年は、就学期に大人から教えられた通りに進んできたが、いざ社会に出たらその先がわからず立ち往生して行き先のわからない生活をしています。またある青年は、会社勤めに適応できなくなり退職して家で焦りの多い生活をしています。
それぞれの若者にブレーキをかけている要因は複数考えられます。
複数あるにもかかわらず、それぞれの若者に結局求められる結論は、「皆も同じなのだから学校に行きなさい」「生きるのはそんなに甘くない」「その歳では皆がしているから就職しなさい」等の答えです。
正論です。
しかし方向性はそうなのだろうが、その方向性を歩む道を、楽しいもの、夢があるもの、生きがいのあるものとして、発達していく各年齢の時期ごとに一緒に関わって理解・共有・先導してくれた人がどれほどいたのか。
いないのです。
だからなにがしのブレーキがかかって人を求めているのです。
なのに先に進まない本人をもてあまし気味に見ている大人が多く、特に若者が所属している処(家庭・学校・職場等)の大人であることが実情です。
御用専門家的な人もいます。
集団も大事ですが、個人があっての集団です。

この記事を書いたプロ

須田泰司

日本臨床心理士資格認定協会の認定プロ

須田泰司(京口カウンセリングセンター)

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