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八巻稔秀

独自のエクササイズで骨格を本来の形に整えるスポーツトレーナー

八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TYカラダ調整セラピー

コラム

【正しい体の反り方・丸め方】反ると腰が痛い・背中が丸まっている・・・要は、反り方・丸め方の問題です。

2023年1月23日

テーマ:トレーニング・エクササイズの”実は”

コラムカテゴリ:美容・健康

こんにちは、姿勢トレーナーの八巻です。


今回は、カラダを「反る」「丸める」事について少しお話しておきます。
実践例も後半に出てきますので、ぜひ最後までご覧ください。


皆さんの体は、背骨を「反っ」ても「丸め」てもいないです!



皆さんは、体を丸める事・反る事について、どういうお考えをお持ちでしょうか?

腰が反ってお困りの方もおられると思いますが、
特に「丸める」事については、
あまり良くない事だと思っておられる方が多いのではないでしょうか?



体を反ったり、丸めたりする動作は、
体の機能として備わっています。

それは、脊柱(背骨)の動作として、備わっています。

背骨が前後にしなる事で、体が反ったり屈んだりが出来る訳です。




体を反ると腰が痛くなる人は、反る動作はしない方がいい?



ここで二つほど考えてみたいことがあります。

「腰を反るエクササイズをすると、腰が痛くなる」という方、おられると思います。

そういう方は、腰を反る動作は禁忌なのでしょうか?


確かに、ぎっくり腰をした直後などはやめた方がいいでしょうが、
慢性的に痛い・張るという場合はどうかというと、

やり方を改めて行う必要がある

という事になります。


端的にいうと、腰を反ると痛くなる人は、
腰が痛くならないように腰を反る方法を行えるようにする必要があります。




現状は、体を反る時に腰に負担を過度にかけてしまうような反り方しか出来ないので、
負担がかからないような曲げ方を身につけましょう、という事ですね。


腰を反ると痛い人は、
腰を反っているというよりは、 腰を折っている
と表現した方が適切かもしれません。


いつも背中が「丸まっている」人も、
「丸める」ことは意外と出来ない。




対して、「背中がいつも丸まっていて、猫背です」と、
背中が丸まった姿勢を気にされている方もおられると思います。


そういう方は、背中を丸める事は得意なのでしょうか?


実はこれ、意外に丸める事は苦手なんです。



普段の姿勢は、重力によって「丸まっている」ので、
自らの力で背骨から体を「丸める」事はほとんどしていない

ので、意外に出来ないんです。


「丸まっている」だけで、「丸めている」訳ではないので、
「丸めろ」と言われると、意外に出来ないんですね。


毎週行っているグループレッスンでも、
よく背中を丸めて体を転がしてみてもらいますが、
丸くならない人が結構多いです。


ピラティスで脊柱の動作をやっても、このあたりは如実に出ますね。


正しい体の反り方・丸め方を実践してみよう。



ここからは、簡単にその実践方法をご紹介していきましょう。


反ったり丸めたりするときには、
ただ体を動かしたい方向に折るのではなく、
体を上下いずれかの方向に伸ばす動作がポイントになります。

多くの人は重力で体が上下につぶされ、
背骨の椎骨間や股関節が詰まっています。
背骨の骨間が詰まっていると曲がりづらいので、
曲がりやすい状態をつくります。


※背骨は椎骨という骨が24個積み重なって出来ている。
体が縮こまると、椎骨のすき間が狭くなって背骨は曲がりにくくなる。



それをつくる動作が「伸び」です。


※体を上下方向に引き伸ばし、背骨や肋骨のすき間を拡げ体を動かしやすくする。





そして、ある程度体が伸びて背骨の骨間が空いたら、
前後左右いずれかをさらに広げていきます。

そうすると、伸ばしたところと反対方向に体が動いていきます。


背中を「丸める」時は後を上へ伸ばしながら、
背中を「反る」時は、前を上へ伸ばしながら。

体の曲げ方・伸ばし方
「後を伸ばして背中を丸める」の実践例



こうして背骨がたわみ、体が動いた時、初めて自ら
「体を反る」「体を丸める」動作をしたことになります。



という訳で、今回は体を反る・丸めるという動作を取り上げました。

現状いつも背中が丸い・腰が反っている・・というような姿勢の方は、
「腰が折れている」「背中が丸まっている」状態なので、
自ら「反る」「丸める」が出来るように改善してみると、
体が良化していくと思いますよ。

この記事を書いたプロ

八巻稔秀

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