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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

避雷針の話し

2012年7月7日

テーマ:【カフェテラス】

コラムカテゴリ:住宅・建物

昨晩は全国的に雷を伴った激しい風雨だったようです。音だけでも怖いのに落ちたら怖いですよね・・・金属屋根は大丈夫?

避雷針の設置義務は法律で定められています。20mを超える建物(概ね7階建て以上)は強制的に避雷針の取り付けが求められます。避雷針は先端が電気を通し易い導体(一般には銅)で出来ておりアースを通して地面に直接放電出来る様になっています。避雷針の先端から保護角と云う60°の斜線を引いて、その内側にあるものは被雷しないことが経験的に判っています。

では高い建物の無い住宅街は落雷の可能性は無いのでしょうか?実はこれもあまり気にする必要はありません。野原の一軒屋は別ですが、普通の住宅街であれば、電線が縦横無尽に通っています。電線の一番上の線は避雷針の導線なのです。美観を損ねる電柱・電線ですが落雷注意報が出ている時は頼もしいバリアです。

但し念のため、パソコンやテレビはコンセントから抜いておいた方が無難ですね。

この記事を書いたプロ

福味健治

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福味健治(岡田一級建築士事務所)

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