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泉野晶代

コミュニケーション心理学によって、心身を健康な状態に導くプロ

泉野晶代(いずみのまさよ) / メンタルコーチ

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コラム

頑張るのをやめてみる

2019年10月2日

テーマ:人の可能性

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング


『頑張る自分を一旦、やめてみる』

子供に「勉強しなさい」と
無理矢理、47都道府県を覚えさせるのは難しいかもしれませんが、
大好きな「ポケモン」の種類151個(以上)は簡単に覚えてしまうということ。

ポケモン好きの子供は覚えようと思ってなくても
好奇心があれば
名前、種類、特徴を覚えていくのです。

私の友人にも「ポケモン大好き」がいて
全てのポケモンには実際700種類以上いるそうですがほとんど覚えているそうです。

「すごい!」の一言です。

子供達やこの友人は誰に強制された訳でもなく、楽しいから覚えるのです。

そうで無い事は、「頑張る」状態が必要です。
みなさんの中でも頑張らずに楽しんでいる事は自然に覚えたり、
無理しなくても自然に行えることでしょう。

今まで生きてきた時間の中では
きっとやりたくない事もあったと思います。
そういう時には『頑張った』のだと思います。

クライアントさんが私によくいう事は
「頑張ります!」です。
すかさず、「頑張らないでください」と
私は言いますが、
クライアントさんは「????」と
なります。

心理学のひとつ(NLPの中)でメタプログラムというのがあるのですが、
ある人には「頑張る」という言葉や意識をすると
モチベーションが上がる方もいらっしゃるのも事実です。

今日はその逆の面も見ていきましょう。

「頑張る」というのは、

時には自然体の状態ではなくて、ちょっと困難や辛い状態、チャレンジを表しています。

ただ、そんな人たちの中でも自然に興味を抱き楽しくてやる感覚があると
進む事が出来ているように思います。


心理学的な事を学んでいる方は理解できると思うのですが、
「頑張る」というのは、
自分を奮い立たせる、
モチベーションをあげる⇒「頑張る」、「頑張れねば」、になります。

そして「チャレンジ」という言葉には準備期間の要素が含まれていたり、
本人の「やりたい」という気持ちが入っているので
少しポジティブな意味合いが含まれます。

一部の人の中では、自分を奮い出させる事が「心地良い」と捉えている人と
「プレッシャー」に捉えている人では結果が変わってきます。
苦しさと捉えると、疲れてしまい、続かないことがあります。

要するに、「頑張る」ということは、簡単にいうと、
やりたいと願う気はあるのですが、
「やりたくもないのにやらなければならないから頑張る」
という意味合いが含まれているのです。

人生のいくつかのシーンでは
「頑張らないといけない」場面ももちろん出て来ます。

ただ、やりたくない事を我慢し行い続ける事はとても辛いといえます。
人と競争する、人と比べる、これをしないと叱られる等は
楽しいからするのではなく、
別の「意味」から自分を動かしていくという状況です。

この状態のまま頑張ってしまうと自分にムチ打つ状態になりますから
心も身体も疲れてしまいます。
「本来、これをしたらどうなるのか?」という質問を自分にしていき
更なる未来に得れる「わくわく」を強くイメージしていくことです。
(コーチを付けるおすすめの理由のひとつとなります)

我慢していたり、無理をしていると「こんなに頑張っているのに・・・」と、
「怒り」や「嫉妬」や「期待はずれ」が起こります。

無理に自分の心に嘘をついていると「自己嫌悪」という感情が生まれ
エネルギーの消耗もひどく、いつかは疲れ果ててしまいます。
身体の免疫力が落ちて病気になったり、自然体ではなく、カラ元気なので、
人と会うこともしんどくなっていきます。

「やる気が出ない」「体が動かない」「眠れない」「朝起きれない」などの
頑張れない自分を感じたら、少しエネルギーの使い方を変えていく事が大変重要です。

先ほども触れましたが、
まず、『考え方』をシフトしていく事が大切です。

みんなが痩せているからダイエットするのではなく
自分が健康でいたいからダイエットする状態へ考え方を変えていきます。

私達は小さな時から「頑張れ」と言われました。
人に褒められた時も「よく頑張ったね」と・・
確かに言われると嬉しいですよね。。

そして私自身も目標を掲げると「頑張ります」と
よく言ってしまった記憶があります。

§§

仕事の場面でも「頑張ります」
勉強の場面でも「頑張ります」
ダイエットでも「頑張ります」


子供の頃はこの世に生きていくために
「学び」が仕事となり、楽しいと思えなかった事も、もちろん今、役立つ「学び」であったと言えます。

幼い頃は、頑張って
計算、漢字の読み書き等は、子供の時の学びが活かされていている事も
多々あるので事実です。

大人になった今は、自分が自由に「頑張る」を選択できるという事を
改めて認識しましょう。

仕事で責任を果たせ喜んでもらったら・・嬉しい
自分が「語学」を日常で活かす事が出来たら・・嬉しい
ダイエットして、健康になり、着たい服も着れるから・・嬉しい

未来のより素敵な自分になる為に楽しんでやりたい
と、考え方や見方を変えて行動していく事で
エネルギーの消費が軽減されていきます。

そして、そうは言われても。。。という方には

メンター法(ロールモデル)をおすすめします。

この言葉、ご存じの方も多いと思います。

語源由来典で調べてみると、メンターと言うのは、詩人、ホメロスが書いたとされる
「オデュッセイア」に登場する老賢人、メントールという名前から来ているようです。
オデュッセウスがトロイに遠征する際には勝利を導く助言をする存在で信頼できる
支援者であったと言われています。
この事柄から、「助言者、教育者、恩師」などの意味でつかわれるようになったとされています。

以前、ロバート・デイルツ氏からメンターの話を聞いた事がありました。

ギリシャ時代、ユリシスという人物がいて、世界中を旅していた為、自分の子供をメントスという人物に託し預けた事から始まっていて、
その息子にメントスは、人生に必要な「価値」「信念」をTEACH(教える)ではなく、
まず、経験させ、BEING(在り方)を伝え
人格を形成させた後、
HAVE(結果)を得る事が大切という事を教えたという物語でした。

才能性を最大限に引き出してくれる存在と言っても良いかもしれません。

自分にとって、そのような人が現れたら有難いですね。

メンター・ロールモデル(見本、手本)がいれば
『手に入れやすい』かもしれません。

仕事で上手く行っている人はどのような考え方をしているのか?
どんな行動をしたのか?

語学勉強を難無く身に付けた人はどのような考え方をしているのか?
どんな行動をしたのか?

ダイエットを軽々と行う人はどのような考え方をしているのか?
どんな行動をしたのか?


『やり方が分かればだれでも出来る』

リチャード・バンドラー氏の言葉です。

メンター、ロール・モデル
「この人ならどうしただろう?」と
一旦自分から抜け出し、その人に成りきり考える事で枠が広がります。

上手く行っている人も最初はゼロの状態です。

小学1年生の時、初めてひらがなを書いた時、
あ・い・う・え・おの文字も
ドリルでなぞっていった記憶もあると思います。

最初は見て、真似ていく事で自分自身が得たい事を
得ていける自分になっていくようです。

自分にとって良い影響を与えてくれる存在、メンター、ロールモデルとも
言えるでしょう。

ご自身が尊敬する人、過去の偉人でも漫画、映画の主人公でも構いません
その人たちの写真などをご自身の目に留まる場所に貼り
そして、その人が今の自分にどのような「応援メッセージ」をくれるのか?を
日々感じてみて下さい。

周りがどんなに馬鹿にしても
自分で決めた、なりたい自分、やりたい事を
不可能を可能にした方達がいます。

・ライト兄弟は、彼らは周りの人達に馬鹿にされながらいつも笑顔でチャレンジし
空を飛ぶ機械を作りたいと願い実現した。

・マルコーニは、周りの人から「気がふれた人だ」と精神病院に連れていかれた事も
あるが、目に見えない電波の力を知り、証明する為にラジオやテレビを生み出した。

・ヘレンケラーは2歳のときに疾病がもとで、視覚聴覚言葉を失う3重苦となったが
敗北と認めず、敗北や欠点はあり得ないと唱え、
メンターのサリバン先生から「人の可能性の力」を引き出され、今に引継がれている。

・カーネル・サンダースは65歳で無一文となり、そしてそれから車で寝泊まりし、
自分が出来るレシピを紹介し回った。断られた数は1009回。

・ジュリア・ロバーツは女優になりたいと言った事から、周りから「ブス」「口でか」と言われいじめにあい続け、友達は一人もいなかったが女優になり感動を伝えた。

・マザーテレサは自分が役に立ちたいと決めた街の人たちにツバを吐かれ、石を投げられながらでも自分の信念の行為を貫いた。

・ウオルト・デイズニーは「想像力がない」と新聞社を首になったが自分の「夢」を達成し、今なお人々に喜びを伝えている。

・ステイーブジョブズは自ら立ち上げた会社を首になり、そしてその首になった会社の倒産を食い止め、更に拡大させ自らの会社に復帰した。


『頑張る』自分から『顔晴る』自分へ

上記の人のような内容を見てしまうと「自分には・・」と思ってしまう方も
いるかもしれませんが、
このような人も単なる「人」で
私達と同じような喜怒哀楽を経験したと思います。

自分自身の考え方だけで生きていこうとするよりも
「成功者」に学ぶ生き方、考え方、自分の夢やビジョンの糧にするために学び
練習することで選択肢も広がっていくように実感しています。






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