誰かを見本に生きること

2020年7月1日

テーマ：人の可能性

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

心理学で「モデリング」という方法があります。

ウィキペディア（Wikipedia）によると「モデリング」というのは

憧れ意識から、対象の人物に少しでも近づきたいという「心理」が発動し、対象人物を観察し、ファッション、仕草、考え方などを真似て学習していくこと、観察学習と、記載されています。

「憧れの存在」が出てくると自然に「その存在」に影響されます。
憧れの存在が持っている物を手に入れり、行動を真似したくなる心理、体験したことはあるのではないでしょうか？

90年代、アムラーという安室奈美恵さんを真似たファッションが流行し社会現象となりました。
「アムラーりかちゃん人形」まで登場するほどでした。

憧れの安室奈美恵さんを観察し、真似ることで女性たちは「イキイキ」していたのでしょう。
だからこそ互いに影響しあい、社会現象にまでなり「アムラー」と呼ばれたのだと思います。
これらも「モデリング」現象です。

どうしてあの人は毎日楽しく過ごしているのだろう
どうしてあの人はいつも笑顔があんなに素敵なのだろう
どんな風にすればあの人みたいに「イキイキ」できるのだろう
どうしてあの人はいつも穏やかなのだろう
どうしてあの人はいつも前向きに仕事ができるのだろう

そんな人と出会ったりするとラッキーかもしれません。

小学校1年生の時、「あいうえお」の見本を見て、真似て、書いたことが、
普段意識はしていなくても日常の生活で欠くことの出来ない力となり役立っています。

同じようにそうなりたいと願う人の「しぐさ」「ことばの使い方」「姿勢」などを主体的に選び
真似ていくことは大きな自分の力となり、未来の自分と周りの人に役立つでしょう。
（「イメージ」するだけではなくて、実際に振舞、行動をしていきましょう）

歴史をたどると色々な人が「モデリング」を行っています。

豊臣秀吉は織田信長

ジョン・レノンはエルビス・プレスリー

長淵剛さんは吉田拓郎さん

未来の自分のとても素敵なエネルギーになるならば
真似たいと願う人、憧れの人の人を学習観察、モデリング始めてみてはいかがでしょうか。