自分勝手か相手勝手か

2023年12月1日

テーマ：対人関係

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

「自分勝手」と聞くと
わがままな人をイメージしますよね

では、ちょっと変わった質問ですが
「相手勝手」なら
どんな人をイメージしますか？

自分勝手な人が
「嫌な人」なら

相手勝手は
「良い人」でしょうか。　

ちょっと考えてみましょう。

相手の勝手に
合わせて行動すると
こんなことがあるかもしれませんね。

例えば

①相手を思ってしてあげたことなのに、
思った通りの反応でない
ありがとうの言葉がない
と、落ち込むとか怒りになるとか…

②相談されたから
アドバイスしたのに
相手はその通りにしない
「なら、相談しないでよ」と、苛立ったり…

③相手のために問題解決してあげたら
逆切れされた。
距離をおかれた。とか…

相手の都合に合わせているのに、
自分勝手に
相手について
考えているということはないですか？

自分勝手も
相手勝手も

問題が起きてしまう共通点は
どちらも自分の価値観を
相手に押し付けようとしていることです。

つまり、
自分のためにしているということです。

もう少し具体的に説明しますね。

相手が「カーテンを買うこと」について
悩んでいると仮定しますね

①から③について考えてみると　

①なら、
　あなたが、相手が気に入らないカーテンを買って、あげた。

②なら、
　「このカーテンがいいよ」と、お店やブランド名も言ってあげたのに
別のカーテンを買っていた。

③なら、
　あなたの趣味のカーテンを買い、相手の家に勝手に入り取り替えた。

そんな感じです。

「ドンピシャ」で
相手の価値観に合っていたら

それは喜んでもらえることもあるでしょうが、
だいたいは、おせっかい（ありがた迷惑）ですね。

嫌われてしまう人の特徴の中に
「自分の意見を押し付ける」というものがあります。

せっかくの相手を思う親切心が、
相手に迷惑に思われたら悲しいですよね。

相手の勝手に沿った「相手勝手」という名目で
「自分勝手」な行動になってないのか、
確認することは大切ですね。　