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コラム
肩甲骨をはがして肋骨を整え軸を通す
2017年11月20日 公開 / 2021年3月3日更新
肩甲骨をはがして肋骨を整え軸を通す
肋骨を締めつけず縮めない位置感覚でも
お話ししているように
体幹の推進力が使える背骨がしっかり伸びた軸の通る状態にするには
肋骨が縮まず、鳥籠のように置かれている必要がある。
レッスンで「肋骨を開くな、閉じなさい」
と言われることを恐れて、極端に締め付けている人は多いが
横隔膜が開いて、軸が不安定になることうぃ注意されているのであって
肋骨を締め付けろと言われている訳ではない。
言われた言葉にただ反応するのでなく
なんのために肋骨を開くなと言われるのかを考えなくてはいけない。
上は横隔膜が開いて背中が反っている状態。
背中に緊張があり、不安定、脇腹はお肉が余る。
これを矢印のように肩甲骨を肋骨からはがし
下の画像のようにそこから上下に背骨を伸ばす。
裏側に肩甲骨をはがした時は持って行ったところに力の意識があるが
引き続き上下に引っ張りながら床側に下ろしていくと
尾骨までつながり、体幹の底と同じ方向に脚が出て
意識は縦のベクトルになり
お腹の底の奥につながり、そこからコントロールできる感覚が出来る。
肋骨はつながりながら納まって、開いた形には決してならない。
腕を上げて肋骨を中心が通る形にしようと思う時
肩甲骨はこんな状態になっている。
腕を下ろしている時には上の画像のように
肩甲骨の外側と腕の付け根を同じラインにするだけで充分だが
正面を向いてまっすぐ手を上げたりするような時には
肩甲骨は内側まで意識して繰り出している。
特に反り腰タイプの人は肋骨が上がると腕がすっきり伸びにくい。
上は肩甲骨の外側だけはがしてつなげた時。
下は肩甲骨の内側もはがしてみたもの。
3枚目の画像のように窓のブラインドを下ろすように
肩甲骨を下ろしてみると、もっと楽に手が伸びていく。
肩甲骨の意識の違いだけで、肋骨の状態は微妙に変わり
ほんの少しのことで、繋がり方は違ってくる。
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