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個人と集団

2014年9月12日

テーマ:人間関係

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

個人と集団

ひと昔前の子ども観は、子ども同士で基本単純な遊びに体ごと没頭して遊んだ記憶がある人は多いと思います。
そうすることで自然に社会性を身につけ、地域の心遣いと合わさってどうにか自分自身の力で育っていったものです。
しかし今は友達とゆっくり関係を築くゆとりも奪われ、大人社会の価値観(近代日本史を見れば、日本人は2回過去を捨て去っているのだが)に合う社会性を身につけていかないといけなくなっています。
子どもは自然に育つから人工的に作るになっていっているとも言え、みんなで育つものから個別に育てられるに変わっている感があります。
個別が特化されるほどに個々の子どもの興味・関心を的確に把握し適切に育児・指導することが求められます。
それは大事なことですが、反面これでは大人は子ども(若者)から学べるものがありません。共に育つことがなかなか難しくなります。
支持を待たないと動けなくなっている、関心を持たれなくなると自分の方から距離をとっていく子ども・若者が確かにいます。

この記事を書いたプロ

須田泰司

日本臨床心理士資格認定協会の認定プロ

須田泰司(京口カウンセリングセンター)

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