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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

木造家屋と積み木の家

2020年6月29日

テーマ:【免震住宅・地震対策】

コラムカテゴリ:住宅・建物

柱が沢山入っていても地震には無力

木造の家の上棟作業を見ていて、一般の方は柱の数を多さに驚かれます。30坪前後の家でも50本程度の柱が使われています。これだけの柱で建物を支えれば、さぞかし頑丈な家になると思われるでしょう。
実は、そうではありません。
柱や梁は、重力に対して頑丈さを発揮する構造材なのです。つまり床の上に重い荷物を置いたり、大勢の人が乗っても家が潰れないのは、柱と梁が支えていてくれるからです。
では地震に対してはどうでしょうか。地震の力は横から襲ってきます。横から加わる力には、柱や梁は無抵抗なのです。子供の頃積み木で遊ばれたかと思います。積み木の家はどんどん積み木を積み上げて行っても、積み木が折れて倒壊してしまう事はありません。強度に比べて非常に軽いので、積み木が折れる事はまずありません。しかし、横から指でほんの少し押すだけで柱は動きバランスを失って、積み木の家は崩れてしまいます。
木造の家は、地震に対しては、壁の多さで抵抗しているのです。地震に強い家は壁の多い家と言い換える事が出来ます。しかもただ多いだけではなく、東西南北にバランスよく配置されている事が重要です。
往々にして、日本の家屋は日差しを取り込む為南側の壁を少なくし、北風を防ぐ為に北側の窓を小さく(必然的に壁が増える)します。放っておけばバランスの悪い壁配置の家になってしまうのです。
素人判断せずに、プロの建築士に構造計算を依頼して家を建てる様にしましょう。

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