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松田友和

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松田友和(まつだともかず) / 内科医

糖尿病内科まつだクリニック

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コラム

持続血糖モニタリングシステムの進化

2022年5月16日 公開 / 2022年5月23日更新

テーマ:糖尿病

コラムカテゴリ:医療・病院

糖尿病を持つ方の血糖値は刻々と変動します。血糖値に振り回されないために、自身の血糖変動を把握するためのツールとして、さらに進化した持続血糖モニタリングシステムが広く使用できるようになってきています。

進化のポイント

1,アプリの登場

スマートフォンのアプリで、リアルタイムの血糖変動を把握できるようになっています。運動アプリや食事アプリ、体重管理アプリなどと同様に、血糖値もアプリで管理できます。

2,指先での血糖測定が不要に

血糖値の校正をするために、指先の血糖自己測定で測定した血糖値を持続血糖測定器に入力する必要がありましたが、校正が不要な機種も増えてきています。また以前から校正が不要であった測定器も、校正不要のまま精度が向上しています。

3,低血糖や高血糖を予測する

血糖値の変動を把握することで、機械が今から起こるであろう低血糖や高血糖を予測してお知らせしてくれます。

4,インスリンポンプ(持続インスリン皮下注入用ポンプ)との更なる連動

インスリンポンプを使用中の方であれば、進化した持続血糖モニタリングシステムと併用することで、高血糖や低血糖時に、アルゴリズムに基づいて、自動でインスリン注入量を変更してくれます。

現在使用できる持続血糖モニタリングシステムは、下記に示す3つです。



上記のポイントを、全ての機種が対応できるというわけではありません。しかし、それぞれの方のライフスタイルに合わせて好みにあった機種を選択できるようになっています。
通常の保険診療での適用には、条件もありますので、お気軽にお声がけください。

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