コラム
危険回避能力を身につける
2017年7月7日 公開 / 2021年3月1日更新
車間距離が短くなると自動的にブレーキが掛かるメカニズムや、夜行性の動物の目をヒントに夜間走行の危険を回避する技術があるそうです。日本人の技術力はすばらしいですね。これらの技術は、自然からヒントを得て作られました。
そもそも私たちの体には、危険なことから身を守る遺伝子が備わっています。腐ったものを嗅ぎ分ける臭覚や味覚。クラクションに反応する聴覚もそうです。妊娠初期のつわりも赤ちゃんを守るためかもしれません。生活が便利になるほど自然のリズムを忘れてしまいます。旬の食べ物や、筋肉の鍛え方、季節感までも情報のお世話になり自分で感じる能力が落ちました。また、本物と偽物の見分ける力も弱くなりました。日本を代表する技術系の社長さんの話を聞いたときに、「俺が子供の頃は、遊んでばかりでよく失敗していたな」と言っていました。私なりの解釈ですが、情報に気を取られるのではなく、外にでて体を動かしながら何かに集中する、ことと理解しました。畑仕事や柔道の後に頭がすっきりし、五感が蘇ってくるのはよくわかります。危険回避能力を身につけることは、病気を予防する事に繋がると思います。
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