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谷津吉美
薬剤師
谷津吉美プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です
谷津吉美(薬剤師)
有限会社むつごろう薬局
漢方とは痛みや怪我など局所的な体の不調だけではなく、身体全体の状態を鑑みて治療法を決めていく医学です。このとき特徴的なのは、病人を治すことだけを目的として治療を行うことです。病ではなく、人を診...
【頭痛と漢方薬】頭痛には、脳の病気(脳腫瘍・脳梗塞等)からくるもの、貧血からくるもの、のぼせからくるもの、片頭痛などさまざまです。漢方では、頭痛の種類よりも、その症状と体質によって薬を使い分けていき...
漢方の世界では証が個々の体質や状態を見極める“ものさし”の役割を担い、これを元に治療や薬の処方が決められていきます。この“ものさし”のひとつに虚実という、体質や外見を分類する考え方があります。この...
漢方薬は自然に存在する草や木、鉱物などを材料として複数組み合わせてつくられますが、同じく身近に存在するものを原料として作られているものに民間薬があります。漢方薬と民間薬は同じだと考えられがちです...
ガンなどでは病の進行具合による分類が一般的ですが、漢方でも疾病の進行や状態による分類があり、六経分類と呼ばれています。六経分類はその名の通り、病期が次の6つにわかれており段階的に病が進んでいくと...
さて、漢方の歴史シリーズも終盤を迎えてきました。紆余曲折があっても生き残ってきた漢方は、幕末を迎えて西洋の文化が流入するとともに、衰退の一途を辿ることになります。それが顕著に現れているのが、...
「気」や「血」と同じく身体をめぐる「水(すい)」は、無色の液体を指します。リンパ液など、血液を除いた体液のことを表していると捉えて良いでしょう。正常に循環している場合には問題ないのですが、一度...
中国の医学を知る上で、どうしても外せない書物が存在します。それは三大古典と呼ばれている・「黄帝内径」・「傷寒論」または「金匱要略方論」・「神農本草経」の三書です。これらは中国や日本な...
何事もやりすぎは良くないといいますが、これを上手く言い当てたものに「中庸」という言葉があります。やり過ぎではない、つまり「し過ぎない」「適当」といった意味合いを持ちます。適当とは、決していい加...
現代では科学の進歩などのおかげで、季節を問わず手に入るものも増えてきました。ですが、暑い時期に属するスイカやキュウリが体を冷やし、寒い時期のかぼちゃやサツマイモが体をあたためるように、本来は季...
「漢方薬は飲みにくい」そう感じている人は多いようです。それもそのはず、西洋薬は錠剤やカプセル剤にしたり味をつけたりと飲みやすく加工してあるのに対し、漢方薬は生薬そのままの味がするのですから。...
漢方薬の元となる生薬には、植物や動物、鉱物由来など実に様々なものが使われていますが、その大半は植物です。その原料となる植物の栽培は日本国内でも行ってはいるのですが、依然として供給量が少なく、原料...
化学的に合成された西洋薬とは異なり、漢方薬では自然の状態で生育した植物や鉱物などを使いますので、副作用がないと思っていらっしゃる方も多いのですが、実際にはそうではありません。副作用のない薬があ...
病気になる原因は様々であり、そこには外的なきっかけも自分の身体に内在するものもあるでしょう。そのうち、漢方では季節の変化など私たちの身体に悪影響を及ぼす外的要因を6つに分類して六淫(りくいん)...
知っているようで知らない漢方の歴史やその性質、現代医学での立ち位置など様々なお役立ち情報をお伝えしていきます。訪れたみなさんには、肩肘張らずに見ていってもらえれば嬉しい限りです。さて、漢方と...
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