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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

IAU型免震装置の制限 4

2010年3月28日 公開 / 2011年7月9日更新

テーマ:【免震住宅・地震対策】

コラムカテゴリ:住宅・建物


◆免震層
<配置ルール>
・転がり免震支承は、概ね5m以内の間隔で格子状に配置すること。
・引抜防止付転がり免震支承は、ダンパー及び、風揺れ固定装置を挟む形で二基以上
 配置すること。
・引抜防止付転がり免震支承は、鋼製土台梁に対し斜めに配置すること。
・ダンパーは重心近傍(重心から概ね50cm以内)配置すること。
・風揺れ固定装置は、建物の風圧力中心近傍(風圧力中心から100cm以内)に配置すること。
<構造計算規定>
・免震層の偏心率を、3/100以下とすること。ただし、捩れによる変形の割増を考慮して安全上
 支障がないことが確認された場合は、この限りでない。
・上下方向の静的震度0.3Gを考慮し、水平方向地震力が作用した時に免心材料に引張力が
 作用しないこと。
<免震装置のチェックポイント>
・免震支承は、負担する荷重が長期100kN以下、短期200kN以下であること。
・ダンパーは、建物重量(鋼製土台より上部建物)に合わせてノズル番号を決めること。
・風揺れ固定装置は、負担する風荷重(1.6W)が水平限界強度180kN以下であること。
<耐久性当関係規定>
・免震層の高さを免震装置の点検上支承のない間隔とすること(鋼製土台の梁下有効寸法は
 300mm以上確保するのが望ましい。
・荷重及び外力を免震装置のみによって伝達すること。ただし、地震に対して安全上支障の
 ないことを確かめた場合にあっては、暴風により生ずる免震層の著しい変位を防止するため
 の措置に必要な部材を設けることができる。
・免震装置は、検査及び点検が容易に行える様に設置すること。
・免震装置の交換が可能な構造にすること。
・免震装置は、上下をそれぞれ上部構造・基礎に緊結すること。

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