マイベストプロ京都

コラム

「見つめられる自分」と「見つめる自分」

2022年10月11日

テーマ:組織改革

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 企業研修人材育成 研修

私たちの中には、
「見つめられる自分」と「見つめる自分」がいます。

「見つめられる自分」とは、
周囲に何か言われて落ち込んだり、腹を立てたり、喜んだり、
相手や環境に感情が動いている自分のことです。

「見つめる自分」とは、
そんな感情になっている自分に対してダメ出ししたり、俺は正しいと言い聞かせたり、ジャッジしている自分のこと。

自己受容とは、
「見つめる自分」が「見つめられる自分」をそのまま受け入れることを言います。

よく、相手の気持ちには一切考慮しない、自由奔放、自分が正しいと思い込み、ズケズケとモノ言う人が「自己受容」と捉えられることがありますが、
自己肯定と自己受容は違います。

日本語では、
「認める」=「正しい」という意味で捉えることが多いですが、
「認める」とは、「ありのまま受け入れる」ことです。

誰かに否定されて落ち込んでいる「見つめられる自分」に対して、
「見つめる自分」が「落ち込んじゃダメだ」と否定するのではなく、
「落ち込んじゃったね」と受け入れる。

私たちは、相手の言動に対して、怒らないようにしようとか、イライラしたくないとか、
「見つめられる自分」を変えようとします。

でも、変えるべきなのは、「見つめる自分」。

それが自己受容です。

「見つめる自分」が変わると、周囲に対する目線も変わります。

良いコミュニケーション、良い人間関係を実現するための第一歩は、
自己受容です。

この記事を書いたプロ

太田英樹

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹(株式会社インサイトハウス)

Share

関連するコラム

太田英樹プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の医療・病院
  4. 京都の介護・福祉
  5. 太田英樹
  6. コラム一覧
  7. 「見つめられる自分」と「見つめる自分」

© My Best Pro