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コラム
自分の体をわかってあげる
2017年8月14日 公開 / 2021年3月3日更新
自分の体をわかってあげる
痛くて我慢できない訳ではない。
でも何とも言えない気持ち悪さがある。
すっきりしない。
ある程度までは痛くはないけれど
そこからは無理な感じがある。
とてもじゃないけど、できる気がしない。
もやもやした感じ。
痛いのが当たり前
すっきりしないのがいつものこと
そうしてあきらめていたこと。
体の不具合はお医者さんが言われる「治る」というカテゴリーで解決できないことが多々ある。
もともとが病気や怪我ともいえない
「不具合」であれば
そもそもの原因が全部なくなればよくなるのでもないし
仮に
完治したとは言えなくても
やり方次第では、「不具合」と感じない状態にすることもできる。
痛いところをいつものお馴染のやり方で辛いところにしておくのでなく
痛いところを違う意識と使い方で
痛みなく使えると、もはや「不具合」ではない。
私たちがやっていることはほとんどがそんなことだ。
五十肩の人が痛い可動域が狭くなった肩は
縮んだところがいっぺんに伸びる訳でなく、
五十肩でなくなるわけではない。
けれども、縮んで伸びないところを体の内側から動かしていくことで
痛みなく使えると、五十肩であろうとしたいことができる。
例えば
肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ は
従来の使い方をすれば痛みは蘇るが
痛みを回避する使い方が既に出来ていて、従来の使い方をする必要がなくなっている。
長年、踊ることをしていると、思いもしなかった不具合がでることもあるが
それがある時は新たな使い方を知るチャンスになる。
痛く感じているそれをどう使えば痛くないかを考えているうちに
そこから生まれる二次的な効果を発見することもある。
自分の体が変化していくきっかけができる。
そんな発見は、自分の体をわかってあげることで
自分自身の体と折り合いつつ、理解し合ったお返しを
体の方からギフトしてくれるということだと考えている。
努力したことを体は間違いなく受け止めてくれる。
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