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うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

限界のある伸び、継続する伸び

2014年11月17日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

限界のある伸び、継続する伸び

「あ~!これ以上無理!限界!」
それほど伸びているように見えないところで
こういうことを言われる方のストレッチは
本来伸びられる方向に伸びていなかったり、
力の流れが全くないところで、到達する先端にだけ力が入ったりしていることがある。

もちろん背中でも脚でも腕でも、本来の長さが極端に変わったりはしないが
体幹から外に伸びる方向へ向かっていく流れは
例えば腕であれば、本来の腕の長さが終わっても、まだ空間につながって
動きの残像が見えるくらい、継続して伸びていく。


ちょうど、この方から質問されたので、写真をそのまま使わせていただくが
この腕は、手の先を高く上げようとして
体の中心からの繋がりがないままに、腕を一生懸命伸ばしている。
肘が過伸展して、「く」の字になっている。

ご本人は肘が伸びすぎるくらい伸びているので
「伸ばした!」感、いっぱいになるが
長く見えず、きれいでもない。
これは限界のある伸びである。


こちらは、アドバイスして誘導し、
肩甲骨、脇、肘を引き合いながら伸ばしてもらったもの。
腕に無駄な力が入らず、軽い。
少し引き込みが弱いが、脇を引き込みながら肘をピンピンにしないで
滑らかに流れを作っていくと、パイプの中を水が流れ続けているような
継続した伸びがあり
空間への繋がりが見えてくる。
腕が伸びると言うよりも体の方が伸びて、腕を繰り出す感じになる。

バレエをする人はルルベで立った時
いつまでも立っていられる、
まだまだ下りたくないような感覚を感じたことがあると思うが
それを感じられる時は「継続する伸び」になっている。

ダンスでも競技でも「実際より体が大きく見える人」は
こういうことで、空間まで味方にしている。

一度伸ばして終わりではなく、
流れを送ることを絶え間なく続けている。
エネルギーがずっと体の中から空間に続いている。

気持ちよく、痛くなく、絶えず続く伸びである。

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