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磯部優子

お茶を通してくらしを豊かにし人の縁を結ぶ中国茶講師

磯部優子(いそべゆうこ) / 中国茶紅茶教室講師

香茶苑

コラム

暑い日も心地よく過ごすためのお茶「白牡丹」

2019年8月8日

テーマ:中国茶 のみ方

コラムカテゴリ:くらし

暦は、立秋を迎えましたね。
気温は高いながらも、夏の風と秋の涼やかな風が混在し
夏の雲と秋の雲が行き交うころ。

そして、空気が乾燥してまいります。

暑い日がまだまだ続く中、おすすめのお茶は、「白牡丹」です。
荒野白牡丹 茶葉



福建省の白茶「白牡丹」。
白毫銀針同様体を冷やすことなく
体の熱を外に促してくれると現代の研究で認められました。

荒野白牡丹 茶杯


淹れるときには、茶器を温めたあと蓋碗の8分目まで湯が入る内の
蓋碗の2分の1から3分の1の茶葉を入れます。

荒野白牡丹 泡茶

お茶を淹れる湯の温度は、
沸かした湯を「茶海」または、「公道杯」と呼ばれる器を湯冷ましとして使い、
90度くらいにして注ぐと
瑞々しい甘涼やかな香りと味の白牡丹のお茶が淹れられます。

茶湯の色は、淡い蜜の色。
荒野白牡丹 茶殻

新鮮なものは、翠色が美しい茶殻。
3年経つと薬、7年経つと宝と言われる白茶ですので、
年月をおくこともできます。

白茶は、この数年で世界中でとても人気が上がっているため、
価格も上がっています。

気に入ったお茶に出会えましたら、ご購入をおすすめします。
そのお茶は、3年も経てば、間違いなく価格が上がるのですから…
そして、年月を経た白牡丹ならではの甘みが豊かに感じられます。

この記事を書いたプロ

磯部優子

お茶を通してくらしを豊かにし人の縁を結ぶ中国茶講師

磯部優子(香茶苑)

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