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磯部優子

お茶を通してくらしを豊かにし人の縁を結ぶ中国茶講師

磯部優子(いそべゆうこ) / 中国茶紅茶教室講師

香茶苑

コラム

あたたまりたいと思う時にいただきたいお茶 千両茶の淹れ方

2020年2月9日 公開 / 2021年2月4日更新

テーマ:中国茶 のみ方

コラムカテゴリ:趣味

コラムキーワード: 中国茶マインドフルネスリラクゼーション

立春を迎えましたね。
まだまだ寒い日が続きます。

身体をあたためたいと思う時におすすめしたいお茶は、
湖南省の黒茶「千両茶」です。


千両茶 茶葉

千両茶の長さは、約150㎝。
私の身長と同じくらいです。
重さ36.25キロ。
直径約20㎝。

大変大きく固められているので、輪切りにされているか、
上の写真のように約1.5㎝の立方体の大きさに切られて販売しています。


沸騰した湯の中に入れて1分ほどしたらその湯を流し、
そして、5分ほどお鍋でぐつぐつ煮ます。

火をとめて30分たちましたら葉を取り出すか、
または、保温性のあるティーポットに移していただきます。


千両茶 茶葉2


やはりエネルギー豊かなお茶です。
おいしさにうっとりするほど…。

千両茶は花巻茶とも呼ばれ、こちらの形が作られる前は、10分の1の百両茶としてつくられていたとのこと。
清代同治年間に10倍大きい千両茶が生まれたそうです。

あまりの大きさと重さから1957年に生産が中止されていましたが、
1997年生産再開に取り組み成功しました。
2010年には国家無形文化遺産リストに登録されています。


千両茶 茶

段々と知られるようになり、手に入りやすくなってまいりました。
お土産やプレゼントにいただいてどのように淹れればよいかわからない方に
お役に立てましたら幸いです。

この記事を書いたプロ

磯部優子

お茶を通してくらしを豊かにし人の縁を結ぶ中国茶講師

磯部優子(香茶苑)

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