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大城ケンタ

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大城ケンタ(おおしろけんた) / 心理カウンセラー

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コラム

職場に馴染めない人のコミュニケーション能力を高める10の方法

2020年1月26日 公開 / 2020年1月28日更新

テーマ:仕事

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

転職後、職場の人と仲良くなれない、職場に馴染めない、という人は少なくありません。

自分だけ孤立し、居心地が悪く、仕事に行くのが辛い。

職場に馴染めない人は、往々にしてコミュニケーション能力が低いです。

この記事では、コミュニケーション能力を高める具体的な10の方法をご紹介します。

10個の中で、どれか一つでも実践して頂くことで、職場での人間関係が改善されることでしょう。

ぜひ最後まで読んでください。

職場に馴染めない、よくある2つのパターン

<1、みんな良い人だけど、職場に馴染めないパターン>

職場の雰囲気は悪くないけど、

・話が合わない
・話の輪に入れない
・テンションが合わない
・自分だけ年齢が若い

例えば、

・昼休みにみんなが楽しそうに話しているのに、自分だけ会話に入れず、孤立してしまう。

・飲み会で話が盛り上がっているのに、自分は隅っこでポツンと孤立している。

・周囲と連携を取ろうとするが、気を使ってしまい、馴染めない。

こういったことで、職場に馴染めないというパターンです。


<2、苦手な人が多くて、職場に馴染めないパターン>

とにかく、職場の雰囲気が悪い。

・同僚のやる気がない。
・仕事をお願いすると、相手が不機嫌になる。
・ことあるごとに嫌味を言われる。
・愚痴を言える雰囲気ではない。
・仕事ができず上司に怒られるので、周囲から仕事ができない人と思われている。

こういったケースで職場に馴染めないことがあります。

職場に馴染めない人の4つの特徴

ここでは職場に馴染めない人の特徴を4つ挙げます。

この4つのどれかに当てはまると、他人とのコミュニケーションがスムーズにいかずに、周囲の輪に入れなかったり、職場で孤立する傾向にあります。

一つずつ見ていきますので、ご自分に当てはまる項目がないか確かめてみてください。

<1、自分のことを話すのが苦手>

・話すより聞き役になることが多い
・愚痴や不満を言うのが苦手
・自分の話なんてつまらないと思っている
・自分の話なんて誰も興味がないと思っている

こういった人は、自分から積極的に話しかけることが少ない為に、雑談ができない。

グループで話が盛り上がっていても、その場に居るだけで、みんなと打ち解けて交流できないのです。

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<2、甘えたり、お願いするのが苦手>

・一人で抱え込みやすい
・仕事を他人にお願いするのが苦手
・他人に甘える、頼るのが苦手
・仕事を手伝ってもらうことに抵抗がある
・人に迷惑を掛けてはいけないと思っている

こういった人は、自分が苦しい状況であっても、それを口に出せないので、無理をしやすいです。

さらに思ったことを素直に表現できない為に、会話が表面的は話になりがちです。

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<3、人の意見に合わせてしまう>

・嫌と言えない
・断れない
・自分で決めれない
・相手に任せることが多い
・自分の意見がない
・言い争いをしたくない
・嫌な雰囲気になるのが嫌

こういった人は、ある意味で、世間的には良い人、優しい人と思われるかもしれません。

ただし、自分の意見がなく、人の意見に合わせてしまうので、ディスカッションや話し合いができない。

人と意見をぶつけ合うこと、意見を擦り合わせることが苦手なので、グループの中に入れず孤立することがあります。

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<4、自分に自信がなく、自己評価が低い>

・自分の発言に自信がない
・責任を取りたくない
・嫌われるのが怖い
・周囲にどう思われるか気になる
・自分なんて大した人間ではない

このように自信がなく、自己評価が低い人は、会話の際に周囲の目が気になり、グループの輪に入れない。

自信がない人は、子供の頃から自信がなく、同じパターンを繰り返しているのです。

職場に馴染めない人のコミュニケーション能力を高める10の方法

ここからは職場に馴染めない人のコミュニケーション能力を高める為の、具体的な10の方法をご紹介します。

どれか一つでいいの、できそうなことがあれば、ぜひほんの少しの勇気を出して、実際に行動してみてください。

<1、声のボリュームを大きくして、挨拶をする>

すごくシンプルなことですが、大事なことです。

もしかして、下を向いたまま、相手と目を合わせず、小さい声で「おはようございます」と言っていませんか?

自分から積極的に、相手の目を見て、普段より2割増しくらいの声の大きさで挨拶してください。

声を少し大きくするだけで、何となく自分に自信が持てるようになります。

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<2、挨拶をした後、何か一言付け加える>

挨拶した後に、何か一言付け加えてください。

例えば、
「おはようございます。今日も暑いですね」
「おはようございます。ちょっと涼しくなってきましたね」
「おはようございます。今日も頑張りましょう」
「おはようございます。週末にお花見に行ったんですけど、桜が綺麗で見頃でしたよ」
「おはようございます。あれ!?髪の毛、切ったんですね」
「おはようございます。今日は予定が詰まってて大変そうですね」
「お疲れ様でした。週末はゆっくり休んでくださいね」
「お先に失礼します。頑張ってください」

付け加える一言は、何でもいいです。
とにかく、挨拶した後に、何か一言、言ってください。

これだけでもお互い心を開くことができます。

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<3、見えたことを伝える>

見えたことをそのまま口に出してみるのです。

例えば、
「髪の毛、切られたんですね」
「今日は元気がなさそうですね」
「今日は忙しそうですね」
「今日は絶好調ですね」
「何だか、暑そうですね」
「何だか、寒そうですね」
「服装がお洒落ですね」
「その鞄、カッコいいですね」

これも見えたもの、気づいたことなら、何でもいいので、心の中で思ったことを、あえて口に出してみてください。

心の中で溜め込まない練習です。それが会話の第一歩となります。

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<4、名前を呼ぶ>

人の名前を呼ぶことってありますか?意外と呼ばない人が多いですね。

ぜひ名前を呼んでください。

「〇〇さん、おはようございます」
「〇〇さん、さっきはありがとうございました」
「〇〇さん、今日は疲れてますね」
「〇〇さん、さっきの仕事のこと教えてください」
「〇〇さん、そろそろ休憩に入ってくださいね」

タイミングはいつでもいいので、とにかく相手の名前を呼ぶことを意識してください。
言えそうな時は、すかさず相手の名前を呼びましょう。

人は自分の名前を呼ばれることで、「私のことを大事にしてくれているんだな」と無意識に思うものです。自分のことを大事に扱ってくれている人には、優しく接してくれるものです。

さらに、名前を呼ばれることで、相手に親しみを感じます。名前を呼ばずに、いきなり要件を伝えると、心理的な距離感が出来て、心の距離が縮まりません。

ぜひ相手の名前を呼んであげてください。

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<5、褒める>

仕事や日常で相手を褒めることはありますか?
特に日本人は褒めるのが苦手です。

相手を褒めることで、心を開いてくれやすくなり、コミュニケーションが円滑になるキッカケになります。

褒める時は、次の3つを意識しましょう。

・持ち物を褒める(例、 その鞄、素敵ですね。アクセサリーが似合ってますね)

・行動を褒める(例、さっきのお客様への対応はとても良かったよ。よく観察してるね)

・人柄を褒める(例、あんな気遣いができるのはさすが〇〇さん!親切ですね)

行動や人柄を褒めるのが苦手な人は、相手の持ち物を褒めることから始めるとよいでしょう。

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<6、感謝を伝える>

シンプルに
「ありがとうございました」
「ありがとうございます」
と言うだけです。

ただし、意識するポイントは、回数です。

例えば、
・仕事を手伝ってもらった時
・仕事を教えてもらった時
・差し入れのお菓子をくれた時
・エレベーターでボタンを押してくれた時
・褒めてもらったり、励ましの言葉を掛けてくれた時

とにかく感謝を伝えられる場面があれば、すかさず「ありがとうございます」と言う。

さらに「ありがとうございます」の後に、もう一言加えると、尚良いですね。

「ありがとうございます。助かりました」
「ありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです」
「ありがとうございます。いただきます」
「ありがとうございます。その言葉で、気持ちが軽くなりました」
「ありがとうございます。頑張ります」

こんな感じで、一言添えると、それだけで心の距離がグッと近くなります。

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<7、質問する>

仕事についてわからないことがあれば質問する。
上司や先輩が怖くて、質問しにくい雰囲気だとしても、質問することがあなたの仕事です。

職場に馴染めない理由の一つは、仕事が覚えられない時です。

わからないことがあっても、上司が怖くて質問できない。質問できないから、わからないことが、わからないままの状態になる。

その結果、仕事ができない。

いつまでたっても覚えられない、身につかない。

そういった悪循環に陥りやすいので、質問しにくい雰囲気だとしても、勇気を出して、わからないことはそのままにせず質問しましょう。

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<8、報告、連絡、相談を増やす>

上司や同僚とコミュニケーションが取れていない時は、報告、連絡、相談を増やすことです。

心理学では、コミュニケーションの量が増えたり、相手との接触頻度が上がることで、相手に好意を感じやすくなる「単純接触効果」というものがあります。

同じ職場にいるのに、あまり上司や同僚と話さない人は、意識的に報告、連絡、相談を増やし、コミュニケーションの量を増やしましょう。

別にわざわざ上司に報告しなくてもいいことってありますよね。

でも、それをあえて報告しておくことで、心の距離が縮まったり、信頼関係が築きやすくなります。

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<9、手伝う>

上司や同僚と一緒に仕事をしている時に、「何か手伝いましょうか?」と自分から声を掛けてみる。

基本的には上司や同僚の立場としては、自分の仕事を手伝ってもらえるのは嬉しいですし、その優しさや気遣いに嬉しく感じるものです。

自分の仕事で精一杯で、他人の仕事まで手伝う余裕がないかもしれませんが、おやつの準備をしたり、ちょっとした雑務で手伝える場面があれば、すかさず「手伝いましょうか?」と聞いてみましょう。

なんなら、「手伝いましょうか?」と相手に確認せずに、「手伝いますよ!」と率先して手伝うとより積極的で、好印象になるでしょう。

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<10, 相手に興味を持つ>

上司が怖い、同僚と馴染めないという場合、往々にして、相手に興味がないことが多いです。

相手に対して恐怖や不安があるにも関わらず、相手に興味を持つのは難しいかもしれません。

興味を持つのが難しいというより、興味を持ちたくない。と言ったほうが正確かもしれません。

ただし、もしあなたが上司や同僚と打ち解けて、関係を良好にしたいのなら、相手に興味がなくても、あえて興味を持って話しかけることが役立ちます。

特に雑談はお勧めです。

基本的に、人は自分に興味を持ってもらえると嬉しいと感じるものです。それは自分のことを大切にされているように感じるからです。

そこで、上司や同僚と雑談することで、相手が心を開き、お互い会話が生まれるのです。

相手に興味がなくても、それでも興味を持つという姿勢が、周囲との関係性を深めるのです。

コミュニケーション能力を高めるよりもっと重要なこと

職場に馴染めない人は、コミュニケーション能力を高めることが大事!

というのは、あなたもお気づきだと思います。

しかし、コミュニケーション能力を高める前にもっと大事なことがあります。

そもそもコミュニケーションは、相手に積極的に関わることが必要です。

ところが、相手が怖くて萎縮してしまう人は、積極的に関わることができません。

もう少し正確に言うと、積極的に関わりたくない。これが正直な気持ちではないでしょうか?

だから、職場に馴染めない人は、他人と積極的にコミュニケーションを取りたいという意欲やエネルギーがないのです。

ではそういう場合は、どうしたらいいか。

コミュニケーション能力を高めるよりも、まずは「他人と関わりたい」という意欲やエネルギーを取り戻すことが必要になります。

「他人と関わりたい」という意欲やエネルギーを取り戻すためには、

・自分を肯定すること
・自分を受け入れること
・自分を好きになること
・自分を否定しないこと

こういったことが必要です。

自分を受け入れ、自己肯定感(私は私でいいんだ!と思える感覚)が高まることで、他人ともっと話したいと思えるようになるのです。

職場に馴染めない人の自己肯定感の高め方

職場に馴染めない人は自己肯定感が低く、自分に自信がありません。

自己肯定感とは、

・私は私でいいんだ
・私はこれでいいんだ
・私は重要な存在だ
・私は会社にとって必要な人間だ

このように自分で自分を肯定している感覚す。

この自己肯定感が低いと、自分に自信がなく、他人とコミュニケーションを取るのが怖くなります。

職場に馴染めない人は、自己肯定感を高めて、自分に自信を取り戻すことで、人間関係が良好になったり、グループの輪に入ってコミュニケーションを楽しむことができるのです。

ではどうやって自己肯定感を高めるか、その方法をご紹介します。

<自己肯定感を高める2ステップ>
①まず鏡を見てください。自分の顔が見えますよね。

(もしくは、ぬいぐるみを目の前に置き、それを自分だと思ってください)

②鏡に映る自分に、ねぎらいの言葉を掛けてください。

鏡の中の自分が、安心するような優しい言葉を掛けてください。

例えば
「よく頑張ってるね」
「頑張ってることを知ってるよ」
「あなたは悪くないよ」
「職場に馴染めないのは辛いよね」
「私はあなたの味方だよ」

鏡の中の自分が安心できたと思ったら、終了して下さい。

この心理ワークをすることで、心が軽くなったり、あたたかい気持ちになったり、何となくいい感じを体感できたら、その感覚を味わってください。

少し自己肯定感が高まっていることでしょう。

まとめ

この記事では職場に馴染めない人に向けて、コミュニケーション能力を高める10の方法を紹介しました。

まずはその10個の中で、何か一つでも出来ることを実践してください。

もし1つも実践できないのであれば、自己肯定感を高める必要があります。

その場合は、後半でご紹介した「自己肯定感を高める心理ワーク」を行ってください。

あなたが自信を取り戻し、他人と良好な人間関係を築けることを願っています。

この記事を書いたプロ

大城ケンタ

自分に自信が持てる心理カウンセリングを行う専門家

大城ケンタ(心理カウンセリングルーム∞ひびき)

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