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間違えやすい法令用語11 解約・解除

2011-06-12

1 「解約」と「解除」「解約」も「解除」も、ともに、既存の契約を解消するときに使われる用語ですが、意味は違います。講学上は、解除は、遡及的に契約を消滅させるもの、解約は、将来に向かって契約を消滅さ...

間違えやすい法令用語10 通貨・法貨・貨幣・紙幣・銀行券

2011-06-11

1 意味「通貨」とは、「通」が「強制通用力のある」意味、「貨」が「おかね」を意味するところから、「法定のおかね」つまり「法貨」と同義語です。「貨幣」は、通貨と同じ意味でも使われますが、通貨のうち...

間違えやすい法令用語9 町名・街区符号・住居番号

2011-06-10

1 住居表示に関する法律(通称「住居表示法」)同法は、「合理的な住居表示の制度及びその実施について」(1条)定められた法律です。住居表示には「街区方式」と「道路方式」があります(2条)。2 街区方...

間違えやすい法令用語8 修正申告・更正の請求・更正・決定

2011-06-09

1 国税通則法国税通則法は「国税についての基本的な事項及び共通的な事項を定め・・・ることを目的とする。」法律ですが、この法律の中に、「修正申告」「更正の請求」「更正」「決定」に関する規定が置かれて...

間違えやすい法令用語7 閲覧・縦覧

2011-06-08

1 閲覧「閲覧」とは、内容を「見る」あるいは「調べる」意味ですが、法令上は、国民あるいは住民からの「閲覧請求」の形ででてくるケースが多いようです。例①「何人も、登記官に対し、・・・の閲覧を請求する...

間違えやすい法令用語6 贈与・寄附・負担付贈与・負担付寄附

2011-06-07

1 贈与贈与とは、当事者の一方(贈与者)が自己の財産を無償で相手方(受贈者)に与える意思を表示し、相手がそれを受諾することによって成立する契約(民法549条)です。2 負担付贈与受贈者が一定の義務を...

間違えやすい法令用語5 印・印影・印章・印鑑

2011-06-06

1 印 印とは、法令上は「印顆」(いんか:印形つまり「はんこ」のこと)を意味する用語です。例①:民法970条に「遺言者が、その証書に署名し、印を押すこと。」という規定がありますが、ここでいう「印を押...

間違えやすい法令用語4 許可・特許・認可・免許

2011-06-05

1 法令上の用語と意味 許可・特許・認可・免許は、法令上の用語として広く使われていますが、同じ「許可」や「免許」という用語が、すべての法令上で、同じ意味で使われているものではありません。2 講学上...

間違えやすい法令用語3 行政機関・行政庁・行政官庁

2011-06-04

1 行政機関「行政機関」とは、行政組織を構成し、国や地方公共団体などの行政主体のために行政事務を担任する機関をいいます。行政機関が権限に基づきした行為については、行政主体に法律効果が帰属します。...

間違えやすい法令用語2 制定・公布

2011-06-03

1 制定の意味「制定」とは「法を定める権限のある機関が所定の手続によって法としてその案文を確定する行為。国会の議決により法律が制定され、閣議の決定により政令が制定されて、それぞれ法規範の内容が確定...

間違えやすい法令用語1 「施行する」・「適用する」

2011-06-02

1 制定・公布・施行・適用法律は、国会での議決を経て制定されますが、それに法規範としての効力(日本国民が法的に拘束を受ける効力)を与えるためには、それが公布された上、施行される必要があります。2 ...

法諺⑧ 読まれないことは、信ぜられない

2011-05-31

この言葉は、古代ローマのユスティニアス法典の中にある言葉とされています。分かり難い内容ですが、「訴訟では、書かれたことだけが考慮される」という意味で、民事訴訟におけるもう一つの大原則「弁論主義」を...

法諺⑦ 訴えなければ裁判なし

2011-05-30

これは、 民事訴訟における二大原則の一つである置ける「処分権主義」を表した言葉です。すなわち、民事訴訟法246条は「裁判所は、当事者が申し立てていない事項について、判決をすることができない。」等の規定...

法諺⑥ 権利の上に眠る者は、保護されない

2011-05-29

これは権利の消滅時効を言い表す言葉です。所有権以外の権利は、一定期間行使しないでおくと時効によって消滅してしまいます。民事上の債権の場合は10年間、商取引から生じた債権は5年間ですが、意外にもっと短...

法諺⑤ 法の不知はこれを許さず

2011-05-28

1 事実の錯誤は故意を阻却する猪狩りに行った者が、木の陰で動く物を見て、猪だと思い、鉄砲を撃ったところ、その物は猪ではなく人であった。この場合、鉄砲を撃った者は、殺人あるいは殺人未遂に問われるのか...

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