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コラム一覧
相続 174 遺言無効例① 85才のアルツハイマー型老年痴呆者が作った公正証書遺言
2011-05-13
1 横浜地判平18.9.15は、医者からアルツハイマー型老年痴呆と診断された85才の女性が平成11.11.11に作成した公正証書遺言について、遺言者には遺言書作成当時意思能力がなかったとして無効とされた事案です。2...
相続 173 遺言の解釈⑧ 解釈の指針を今一度
2011-05-12
1 遺言の解釈の指針最判昭58.3.18は、「遺言の解釈にあたつては、遺言書の文言を形式的に判断するだけではなく、遺言者の真意を探究すべきものであり、遺言書が多数の条項からなる場合にそのうちの特定の条項を...
相続 172 遺言の解釈⑦ 遺言の撤回があったか?
2011-05-11
1 遺言の撤回遺言書はいったん書いても、遺言者の意思で、遺言書によっていつでも撤回ができます。2 最初の遺言書の文言その財産はすべて妻に譲る。3 二度目の遺言書の文言妻存命中は土地家屋その他一...
相続 171 遺言の解釈⑥ 実子でない者を実子として戸籍の届出をした場合の、遺言に書いた「相続人」の解釈
2011-05-10
1 実子でない者は相続人にはなれない実子でない者を実子として戸籍の届出をしても、実子ではなく、また実子の届出が養子縁組になるものではないため、養子でもなく、したがって、相続人にはなれません。そうで...
相続 170 遺言の解釈⑤ 遺言書作成当時の事情を元に遺言書を解釈した事例
2011-05-09
1 遺言文言⑴ 遺言者凸山太郎はその所有に係る次の家屋と借地権を自由に裁量処分することを相続人である妻凸山花子に委任する。⑵ 遺言者凸山太郎が娘凸山桃子に貸付けてある貸付金は相続の時基礎控除で差引く...
相続 169 遺言の解釈④ 住居表示を書いたときの不動産の解釈
2011-05-08
1 問題 自宅の住居表示を書いた不動産は、建物だけなのかその敷地を含むのか?2 原審判決原審の東京高裁平成9.12.10判決は、①遺言書に記載されたものは住居表示であり、文字どおりに解するならば、同所所在...
相続 168 遺言の解釈③ 受遺者の選定を遺言執行者に委託した遺言と解釈
2011-05-07
1 事案Aは「Bを遺言執行者とする。」と書いた遺言書(第1番目の遺言書)を作成しました。そしてその1ヶ月後、Bに対し「遺産は一切の相続を廃除し、公共に寄興する。」と書いた遺言書(第2遺言書)を渡しました...
相続 167 遺言の解釈② 相続人を指定した遺言
2011-05-06
1 A女の熱い思いA女は、婚姻し凹川A女から凸山A女に姓も変わりましたが、子に恵まれず、年をとり、嫁ぎ先の家名凸山家を残すため、自分の兄弟姉妹の子(甥・姪)の中から、養子を迎えたいと考え、長年にわたり...
相続 166 遺言の解釈① 解釈の指針と「後継ぎ遺言」
2011-05-05
1 遺言の解釈法律家でない人が書いた遺言の内容が、一義的に明確と言い難いときそのようなときに、遺言の解釈が問題になります。2 遺言の指針を明示した最高裁判例最判昭58.3.18は、原審が「跡継ぎ遺贈」...
相続 165 必ず遺言を書くべき人
2011-05-04
1 人に関して・推定相続人(相続人になる資格のある人)がいない人・・・財産は国庫に帰属することになるため、縁故者への遺贈やや社会福祉法人への寄付を検討する要があります。・ 内縁の配偶者がいる人・・...
相続 164 事前の準備のための、あなたへの質問(その1)
2011-05-03
1誰が相続人になりますか?予め「相続人関係図」を作成しておくこと。2相続税の申告は必要になりますか?□はい □ いいえ平成23年4月1日以降開始する相続の場合、基礎控除額がそれまでの6割になる外、死...
相続 163 寄与分を定める遺言は無効だが、持戻し免除の意思表示のなされた遺贈と見られる余地はある。
2011-05-02
1 遺留分を定める遺言事項は認められていない被相続人が生前遺言によって定められることは、法律上根拠規定が置かれています。次の①から⑮までですが、⑯は裁判上認められています。① 推定相続人の廃除・取消(...
相続 163 代償分割的相続の遺言
2011-05-01
1 代償分割代償分割とは、相続人の一部の者が現物を取得し、他の相続人には、その現物を取得した相続人が一定の金銭を支払うという分割方法です。・代償分割の審判が出来る場合として、大阪高決昭54.3.8は、①...
相続 162 相続権のない甥や姪に学資を出して援助したいとき
2011-04-30
1 遺贈相続人でない者へ財産を与える行為は、生前ならば贈与(贈与税の対象)ですが、遺言によって死後与える場合は、遺贈(相続税の対象)になります。遺贈の遺言文例としては、「遺言者は、遺言者の有する...
相続 161 破産状態にある相続人がいる場合の遺言事項
2011-04-29
1 破産状態 破産状態とは支払不能の状態を言います。ほとんどの場合債務超過の状態であり、相続により財産を取得すれば、債権者がそれを差し押さえてくる可能性のある状態です。2 破産状態解消の方法 破...
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