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福本智恵子

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コラム

子どもが座りやすい椅子の座面

2012年3月27日 公開 / 2012年5月14日更新

テーマ:小学生

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

数回にわたって「座る」ことについて考えてきました。
普段の「座り方」を意識することは、自分を知ることにもなりますね。

さて、座る姿勢を意識すると、お尻を乗せる座面の形状が気になってきませんか。
今回はからだの使い方に影響する椅子などについて考えてみましょう。


まず、椅子に座った時には足の裏は床に置いています。
大人の場合、特別な状況を除いて、両足が床に着かず、
ブラブラと宙に浮いている状態で座ることはあまりないでしょう。
体格によっては椅子の座面がやや高くて、
深く腰掛けることができない場合もあるでしょう。

また、子どもにとって大人サイズの椅子だと、
足は床に着かないこともあります。
足が床に着かない状態では、落ち着かないとか、踏ん張りがきかないなど、
座った姿勢が安定しませんね。


座面はどうでしょうか。
フワフワして埋まるような柔らかい座面と、硬めで平らな座面では
どちらが座りやすいでしょうか。
「柔らかい方がお尻が痛くない」と思っていませんか。
確かに硬い座面に長く座っているとお尻が痛くなりそうですね。


しかし、前回のコラムで書いた『骨盤』を垂直にして
座ることを考えてみてください。
柔らかくお尻が埋まるような座面では『骨盤』を垂直にすることは難しいのです。
この柔らかい座面の椅子、家庭やオフィスにありませんか。
応接室などにあるソファです。

ゆったりと座れそうですが、深く腰掛け、背もたれに
背中を預けて座った姿勢は、横から見てどのように見えますか。
『骨盤』は後ろに倒れ、背中はやや丸くなっていませんか。


「楽」だと感じるかもしれませんが、この姿勢で長く座っていると、
腰が重い・だるい・硬い・痛いと感じ、背中や肩・首が凝ってきます。

だから、また何かに(柔らかいものや背もたれなど)にからだを預けて、
できるだけ「楽」だと感じる姿勢を取り続けてしまうのです。


家庭でソファに座る姿勢はどうでしょうか。
もしかしたら「座る」ではないかもしれませんね。

かなり前に中学生に尋ねたことがあります。
「家ではソファにどんな座り方をしてる?」
「座らんよ」
「???・・・どういうこと?」
「肘かけに頭を乗せて寝ころんで、片足は背もたれに乗せる」
「?!?!?!」

言葉になりませんでした。
せめて座ってほしいものです。


『骨盤』が垂直になるような床からの座面の高さ、座りやすい座面の硬さが
座った姿勢に影響してきます。
普段使っている椅子やソファはからだにとって、
また、姿勢にとって適したものでしょうか。

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