- お電話での
お問い合わせ - 076-259-1305
コラム
原油安どこまでで?
2020年3月23日 公開 / 2021年3月2日更新
3月23日午前8時30分現在
原油先物が21.09ドルになっています。
つい先日まで60ドル台だったことを考えると実に3分の1の水準です。
コロナにやられている訳ではなさそうです。
サウジアラビアとロシアが原油採掘量の調整に応じず増産を表明しているからです。
世界的景気後退期にダブついてくると思われる原油
その原油を増産するという荒技を見せているのです。
その理由は
自国の生産コストの低さにあります。
1バーレル当たり10ドルを割っているサウジアラビアとクウェート
イラクは11ドル弱
ロシアは17ドル強と言われています。
そのような状況の中で一番困るのがアメリカのシェールガスです。
シェールガスは、原油が60ドル台であれば対抗できます。
しかし、現在の20ドル前後では全く採算が取れずバタバタと採掘企業は倒産するばかりということになります。
つまり、原油のシェア争いを国力を懸けて仕掛けているのです。
方や地中から採掘するだけ
方や特殊技術を使って生産しなければならない状況
アメリカがギブアップするまで
このシェア争いは続くと想定されますが
新型コロナで世界がパニックになっている現状をさらに加速させている感は否めません。
武器を持たない経済戦争の一端が見え隠れしています。
関連するコラム
- 私と一緒に仕事をしましょう 2013-05-06
- 倒産・廃業・破産・阻止してやる! 2015-06-27
- 感謝は人を変える力を持つ サンキューコメント 2016-01-31
- 税理士が顧問契約を解除する時 2015-12-22
- 人生観は顔に出る 2013-11-13
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
山根敏秀プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。