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コラム
いらない力を抜いて最小限の力で使いたい
2017年3月22日 公開 / 2021年3月3日更新
いらない力を抜いて最小限の力で使いたい
昨日のコラム
股関節の折り込み方が感じにくい
は、股関節のいらない力を抜いて
必要な最小限の力で楽で使いやすい状態を覚えていくものだし
大きな範囲で脇を引き込む
も同じ。
若くても、いい年でも無駄な力を使わなくて済むに越したことがない。
年齢が高ければ猶更
無駄な力を使わずに
本当にしたいことのために力を使えるのが有難い。
頭で考えていても進まない。
まずは考え込むよりやってみる。
感じてみたことをやってみるのが早い。
股関節を引き込んで引き出す力とつながる方向を知るで
股関節を折り込む感覚を感じてもらって
そこで感じられる位置と引き込みの方向を意識してもらったことを立ってやってみたもの。
股の底が床に水平になると、頼りないくらい無駄な力が使われないので
「これでほんとにいいの?」
「ぎゅっとした感じがなかったら、さぼってる気がする」
と言われる方も多いが
ギュッとした感じがあるのは、いらない力が入っている。
片足で立つだけで、力を使っていると
そこから展開していくことに更にいらない力を使わざるを得なくなる。
こんなふうに体幹主導で使っていくと、脚は軽いが
まだもう少し骨盤と脚は分けられる。
随分意識が出来ておられるけれども、更に明確に骨の位置が感じられる。
骨盤の中から股関節が折れて、もっとはみださずに脚が使える。
軸足と反対側の脚をつなげるように使っているが
軸足の張りの方向が少し足りずに膝とつま先が一致していないのが残念だけれど
が、まだ足りなければつま先の方向の角度を少し緩めてもいい。
ここで、回す方向へ使う力の感覚、と書いているのは
力が足りなければ、と書くと、いらない力を入れてしまうだろうと思うからだ。
これを変えるのは本当に小さな力なので
変わっていない方向で力を入れても、変わらない。
股の底の方向をもう一度引き込んでみて回し直してみる。
腰を引くのでないのでご注意。
「股の底の方向を前でなく後ろ側に引くのは、勇気がいりますけど
思い切ってやってみたら、ほんとに小さな力でできますね」
と、喜んでおられた。
レッスンを続けていくと、誰にも指定されたわけでもないのに
自分で決めた固定観念もある。
頭を柔らかくするのも必要。
自分で、場を選んで試してみても損はしない。
更にこの後、連続した動きにつなげて行くのもスムーズにできた。
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