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うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

体幹の推進力を覚える

2017年3月12日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ワークショップ セミナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

体幹の推進力を覚える

思うように体を動かせる方向を知るためには
体幹の推進力が必要。
体幹の推進力を作るきっかけになる背骨がしっかり伸びるためには
骨の位置が感じられなければ、どこかで力の流れが遮られて滞り
滞ったところは固まって、そこから先がねじれたり、力が出せない状態になったりする。

体幹の推進力
この写真はWSの写真ではないけれども、例えば
背骨の伸びを主導する運転車両①と考えると
それに促されて動く車両が坐骨~膝の②の車両、
更にそこから押されて動く膝~土踏まず③と
ジョイントで車両が流れを通していく。

この体幹主導で無理なく、小さな力で大きな力を作っていくために
「張り」は必要になるし、張りを作るためには
双方向に引き合うためのポイントが必要になってくる。

体幹の推進力3
体幹部分の一番下は坐骨になるし、背骨が坐骨を押してくれて
張りを作るのに、肋骨が縮まず、本来の骨の形のままでいてくれないと
背骨は伸びない。
これが感じられないと、どこか途中で頑張る部分が出てきてきつい。

昨日のWSでは肋骨をしっかり形のまま使うことー肋骨が縮んだり、押し付けたりしている人が殆ど。
坐骨を感じられることを繰り返しやって頂いた。
坐骨の感覚は全員が体感された。
肋骨は誘導すれば全員わかるが、自分で感覚を覚えてもらうには
まだ時間がかかりそうだ。

体幹の推進力4
先週、動画で公開している股関節を引き込み体幹の推進力を作る
足首が固くて正座ではきつい人、膝が悪い人などは
こんなふうに椅子を2つ使って、同じ感覚を覚えていくことができる。

ただ、肘をつくことを先にしてしまうと、伸びは感じられない。
背骨を自分でできる限り、遠くに伸ばして、脇を引き込み(腋の下ではなく)
肘は遠くでなく床に垂直くらいに立てられるようになると
そこから背骨を伸ばしたり、股関節を引き込むことを自分でシミュレーションできる。
ただ、気持ちいいので、もっともっとと
繋がりを無視して部分的に力を入れてしまうと
翌日は全身筋肉痛、という人もあるのでご注意を。

体幹の推進力6
開脚前屈においても、、引き込みながら押し出す力が
大きな流れの中で各ジョイントまわりでせめぎ合って調節しながら
作られている。
東京のWSで頂いたアンケートで
「脇」を「脇の下」と勘違いしていたという方があったが
「脇」がどこかと言葉で書くのは難しい。
ケースバイケースで、意識する範囲は違う。

このような前屈であれば、肩甲骨を腰方向に引く意識があり
肩甲骨をはがしながら、腋の下を床に向けるようにしている。
流れをつないでいく中で、感覚として覚えなければ応用が出来ないので
「脇の引き込み」を1つのケースだけでは言いづらい。
できるだけわかりやすく伝えたいとは思っている。

WSに来て下さる人は本当に熱心に取り組まれて
どなたも笑顔で帰って下さるのがとても嬉しく有難い。
WSでうまくできなかったこと、感じにくかったことを聞いては
更にこちらも考えて、
参加して下さる人とコラボレーションしながら
もっと体が自由になってもらえるように展開して行きたい。

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