開脚から痛みなく脚を回す意識付け
それでは肩甲骨は動いてません
昨日肩の痛い人の肩甲骨ストレッチ」
をしてもらっている時、「あっ!」と思った。
来られたのは昨日で3回目の方。
肘を先に持って行って、肩をグルングルンと回されていたので
慌てて飛んで行った。
こういうことは以前にはよくあったので
運動の仕方を距離を短くしたりして、なるべく運動の目的からはずれない工夫をしているが
体幹からつなげて使うということを初めてする人には、何が目的なのか
繰り返し説明する必要がある。
肩や肘から動かすと、とてもよく動かした気持ちになるので
これでいいと思ってしまう。
アウターは大きく動くが、インナーは繊細な小さな動きをするので
慣れていない人は
「こんなに楽でいいの?」
と頼りなく思ってしまう。
上から腕を引っ張ってもらい、自分で脇を床に付くように引き込んでもらう。
これで肩甲骨と腕の付け根が同じラインになり
「肩甲骨をはがした状態」になる。
寝てやってみると実感しやすい。
肩甲骨をはがすのは、背骨を連動させ、腕も連動する。
安定した体幹から使えるために肩甲骨と腕の付け根のラインを揃えて
肩甲骨をはがしている。
体を起こしてやってみても同じ。
腕が引っ張られる方に付いて行かない様に
腕を引っ込めるのでなく、脇を引き込む。
腕が肩甲骨と同じラインからはずれると
肩甲骨が横手から前に出る。
肩甲骨を後ろ側に引いている。
私の手が引き込んでいるのは肩甲骨の端っこ。
黄色の矢印方向に引き込むとともに
赤い矢印方向に回し下げると位置感覚がはっきりする。
このようにここを根元として
はずれないように脇の下の方向を変えていくことで
初めて肩甲骨が動く。
運動の目的、大事なポイントをしっかり伝えないといけない。
勉強になりました^^;