コラム
漢方薬の効くメカニズム その2
2017年8月3日 公開 / 2021年3月1日更新
・・・・・・前回の続きです。
疲れた時や生理前は甘いものが欲しくなる
体のエネルギーとなる糖分が必要になるからです。ストレスがかかった時も同じで、脳の栄養はブドウ糖のみですから多くの方が甘いものに走ってしまうのはストレス社会が原因なのでしょう。漢方薬の成分の中にも甘いものがあります。「甘草」、「大棗」、「膠飴」がそれです。また、この成分が含まれる、甘い漢方薬があります。小建中湯や甘麦大棗湯です。当に疲れによく、精神的にも安定させる漢方薬です。しかし漢方薬と食事は違いがあります。甘いものは栄養素になりますが、あくまでも漢方医学では体力をつけ免疫を強くし体内の毒素を外に出すことが最終目標になります。漢方薬をサプリメントのように考えることは間違いです。
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