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福本智恵子

体幹を調えて美しい姿勢に導くプロ

福本智恵子(ふくもとちえこ)

Cosmos(コスモス)

コラム

子どもの心身の成長発達における姿勢の重要性 @ 備前市立香登幼稚園

2016年8月16日

テーマ:講演・研修会

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

■ 昨年度から取り組んでいる「体幹を鍛える」体操の成果
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備前市立香登幼稚園 PTA研修会 講演&実技

「子どもの姿勢は生きる力!」
~からだ・こころを育む~

備前市立香登幼稚園

香登幼稚園は昨年度から子どもの姿勢づくりの体幹を鍛える体操を導入しています。
香登小学校とともに、幼稚園から一貫してからだづくりの流れを作ることの重要性を認識し、
幼稚園・保育園・小学校の先生が連携して取り組んでいます。

導入して数か月で子どもの動きや様子に変化が表れ、幼児期に大切な「あそび」によって
ケガをせず、しっかりと動けるからだに徐々に変化していきました。

子どもの「あそび」は、教えられるものではなく、子ども自身が興味を持って自ら動き、考え、
体験を積んでいく中で、からだもこころも成長していくために必要なものです。
この経験が人として生きる力の基礎になり、小学校での学習・学力の土台となります。


■ 遊びたくない、遊びが嫌いな子ども
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現代の幼児は、外で遊ぶことをあまり好まないようです。
外に出てもすぐに「つかれたぁ・・」と言って動かなくなります。
大人は子どもは遊ぶことが本業で、疲れるまでとことん遊ぶのが本来の姿だと思っています。
動きたくない、寝そべるなど到底子どもとは思えない姿をみて、
「なぜ?」「どこか悪い?」と心配する方もいれば、
「うちの子は大人しい性格だから」と生まれつきのものだという方もいます。

「あそび」が嫌いな子どもはいません。
では、なぜ遊ばないのでしょうか。

「あそび」が嫌いなのではなく、動けないから動かない、つまりからだを動かす
「あそび」をしないのです。
動くことが不安、怖いと感じているのです。
ケガをした経験がある子どもは、またケガをするかもしれないと感じているかもしれません。

ケガをしていなくても、ジャングルジムなどを上れない、ブランコの揺れが怖い、
すべり台のスピードが怖い、走るとふらつくなど、遊ぶことで不安が増すから動かないのです。

このような子ども達は日常の動作自体がからだをうまく使えていない場面がたくさんあります。
例えば、下着やズボンを立って履くことができない。
揃えて置いてある靴を立って履くことができない。


■ 人としての生きる力の基礎は「あそび」で築かれる
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こんなことは教えなくても年齢が上がるにつれ、当たり前にできるようになるはずです。
毎日行う日常動作ですら不安定なからだで生活している子どもですから、
ダイナミックに動き回る楽しい遊びはかなり高難度なものになっています。

「あそび」の経験はからだの動かし方や様々な感覚の経験など、人として生きていくためには
非常に重要な要素をたくさん含んでいます。
これらの経験がないまま、成長していってもからだもこころも上手く育たないのです。

子どものおかしさを嘆くだけでは変わりません。
しっかりと遊べるからだづくりを幼稚園・保育園・小学校の連携によって
幼児期から児童期につなげ、学力の基礎づくりを家庭とともに行うことで、
子どもの可能性を広げてあげましょう。


●/●/● 幼児・小学生の姿勢と体づくりのバランスボール講座 ●/●/●
*** 子どもの姿勢がよくなる!! 体幹コンディショニング ***

子どもが大好きな「あ・そ・び」を通してよい姿勢になるからだづくり。
バランスボールを使って、からだとこころの
コントロール能力を高めます。
まずは、よい姿勢づくりから。
よい姿勢は全ての動きの基本です。

・・体を動かすことが苦手なお子さん・・
★ 遊び&運動習慣
★ 体力アップ・体力づくり

・・スポーツを習っているお子さん・・
★ スポーツ障害の予防
★ 運動能力向上・パフォーマンスの向上
★ 偏った使い方の改善
★ 体幹コンディショニング&トレーニング

「やりたい気持ち」と「できるからだ」が合致することで、
より難易度の高いことにもチャレンジできる意欲や自信がでてきます。
「できた!」の積み重ねはこころを育み、からだとこころの粘り強さや
困難なことでも前向きに乗り越えられるたくましさを身につけるでしょう。
集中力や判断力も自然に身につき、より高い能力を発揮することが
できるようになります。

◆ お問い合わせは・・
山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel   (086)803-8017
URL http://santa.sanyo.oni.co.jp/
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