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コラム
気づき②
2011年4月19日 公開 / 2011年4月25日更新
私達は「自分の体のことは自分が一番よく知っている」のでしょうか。
美しい姿勢に近づくには少し細かいところに目を向けていくことが重要です。
普段、私達は無意識に様々な動作を行なっています。
今朝、布団の中で目を覚まして、今までの行動すべてを覚えていますか?
起きてから、洗面所で顔を洗って、朝ごはんを食べて・・・
大まかにではなく、もっと細かくだとしたら?
例えば、布団から起きる時、どのようにして体を起こしましたか?
起きた後、始めの1歩はどちらの足でしたか?
何歩歩いて次のことを行ないましたか?
たぶん、「そんなこと覚えているわけない!」って答えますよね。
私も同じです。
つまり、日常的に行なっていることは無意識であるがゆえにパターン化しています。
それらはあまり意識しなくても大きな問題もなく体が動いているのです。
しかし、その無意識でパターン化された日常の中に間違った使い方があったとしたら・・・
知らないうちにその間違ったことをパターン化しているのです。
何ヶ月?何年?何十年と・・
間違ったままで長期間その使い方を続けるとどうなるでしょうか?
どこかに負担がかかり、不具合が出てくる気がしませんか?
疲れやすい、体が重い、肩が凝る、腰が痛いなどの不快な症状は、
長年の無理な使い方の結果、体が悲鳴をあげているのかもしれません。
本当はもっと早い段階で体はサインを送っていたはずです。
信号でいうと黄色信号点滅。
しかしそれを見逃していると、体がさらに気づいてもらおうと次々とサインを送り続けます。
これは赤信号点滅。
時々のサインで気づかなければ、いつも症状が出ている状態で、
それも重いとか硬いではなく、痛いとなって現れるかもしれません。
こうなると赤信号がずっと付きっぱなしなのです。
間違った使い方(miss use)以外でも体はサインや信号を発しています。
使い過ぎ(over use)、使わなさ過ぎ(under use)です。
私の経験から感じるのが、年代によってどれにあてはまるかが異なるということです。
かつての青年・婦人(戦前生まれの方々)は使いすぎの方が多いです。
しかし、戦後生まれの現代の方々は使わなさ過ぎのための不定愁訴が多いのです。
もちろん間違った使い方はどの年代にも共通しています。
何が正しく、何が間違っているかなんて考えたことはないかもしれません。
ここで一度考えてみませんか。
凝りや痛み、疲れなどの不快な症状はどのような事をしたとき、あるいはどのような動き方や姿勢をしたときに感じるのでしょうか。
それはいつも同じですか。それともたまたまでしょうか。
無意識に行なっていることを少しだけ意識してみませんか。
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