コラム
頑固な『後鼻漏』対策
2018年5月10日 公開 / 2021年2月26日更新
《後鼻漏にも漢方薬》
※立っていると気にならないのに横になるとノドの奥に鼻汁が流れ落ちる『後鼻漏』、なかなか改善されない疾患の一つ。
『後鼻漏』、時にはノドを刺激して『咳』が出たりしますし、この咳は『咳止め薬』が効かないことが多いようです。
《治療法は『熱』が『冷え』かによって決定します》
※冷房の風に当たり冷えると悪化する『後鼻漏』には『体を温める方剤=婦宝当帰膠』の「お湯割り」で最適な漢方薬を服用します。
※これが液体の漢方薬=婦宝当帰膠です。
☆服用時は、必ず「お湯割り」で飲みます。
《冷えが強い時には動物性生薬=鹿茸》
※鹿茸配合=『参茸補血丸』
※鹿茸配合=『天好』
※『鹿茸』とは鹿の『幼角』です。
《冷えに起因する『後鼻漏』対策の方剤》
☆苓甘姜味辛夏仁湯 ☆小青龍湯 ☆麻黄附子細辛湯
これらの選定は当薬局の薬剤師陣にお訊き下さい。
※風呂で温まったりマスクをすると悪化する『後鼻漏』には、鼻孔粘膜や呼吸器経の『湿熱』を改善する方剤がお薦め。
漢方薬は『臨機応変』、その時の状態によって最適な方剤を活用すれば長年悩んだ不感症状を緩和する事が可能。
※熱に偏った『後鼻漏』にお薦めの方剤
☆鼻淵丸 ☆辛夷清肺湯
詳しくは当薬局の薬剤師陣にお訊き下さい。
《粘膜を強くすると言う漢方薬》
※緑の部分が生体を護る『鎧=衛気』、この『鎧=衛気』を強くする生薬を配合したのが『玉屏風散』=『衛益顆粒』
※体の中を元気にする生薬が『人参』、体の外を元気にする生薬が『黄耆』、これが『黄耆』です。
※『衛気』を強くする『玉屏風散』、日本では『衛益顆粒』という名前で漢方専門薬局で薬剤師が推奨販売しています。
《ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤の漫然使用はアブナイ》
※確かにステロイド(副腎皮質ホルモン)剤は劇的に効くことがありますが、根治は出来ない事が多々ありますし、漫然とダラダラ使用していたら『主作用』の影に潜んでいる『副作用』に負けて、取り返しがつかない事があります。
☆ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤の副作用の一例
*ステロイド(副腎皮質ホルモン)糖尿病
*ステロイド(副腎皮質ホルモン)酒叡(皮膚の発赤)
*うつ発生
*骨粗鬆症
*胃潰瘍
*過度の食欲亢進
*白内障発症
*緑内障発症
※後鼻漏治癒には漢方薬服用と共に『生活習慣』、特に『食生活』を改善する事が不可欠、そして快食・快眠・快便の実践をして下さい。
☆生活習慣改善の方法も当薬局の薬剤師陣にお訊き下さい。
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