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うまさきせつこ(うまさきせつこ) / ダンスインストラクター

うまさきせつこモダンバレエ研究所

コラム

意識したはずが抜けてしまうのはなぜ?

2014年12月22日 公開 / 2021年3月3日更新

テーマ:ボディコントロール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

意識したはずが抜けてしまうのはなぜ?

体幹の感覚が、バッチリ意識してで手足を送り出したつもりが
「あれ?」
ということがあります。



上下2つの画像を比べてみましょう。

肩甲骨を回し下げ、腕の付け根も肩甲骨と同じラインに(前肩にならないようにして)
脇の感覚はバッチリ、肋骨もあるべき位置に納まり、骨盤、体幹の終わりの場所もイメージできて
用意万端!というところまでは一緒です。

上の写真では肩甲骨から脇、脇の下を通って肘~手首~指先まで
無理なく自然な流れができて、すんなり伸びています。

下の写真は一見、何の変りもないように見えますが
手首から動きを起こしているので、みどりの線で囲んでいる部分ー脇が抜けて
ペタンとしています。

腕の先に肩甲骨が連れて行かれ、引っ張られt上がってしまっているのです。
写真で見ると、たいしたことではなく見えますが
実際、動きとしてみた時にはぎこちなかったり、
固まって腕の先の空間にはつながらなかったり、
不安定で「未熟な体」に見えてきます。

固まったところがひとつできると、他にも影響し
全体との動きとしてはあまりいいとは言えなくなります。

これは手でも脚でも首でも同じです。
中心から先端へ。
先から使っているように見えても、反応は体幹から四肢、頭部へ。
この感覚は日々の小さなことの繰り返しで育って行くもの。

小さくシンプルな動きから、常に意識して何度も繰り返し
生活習慣の中でも、ごく当たり前に使う習慣をつける。
毎日の生活そのものがレッスンであり、鍛錬になるのです。

複雑な動きの時だけ、一生懸命、死ぬほど練習しても
出来るわけではありません。
体幹から動く、背骨でとらえる感覚が育って行くと
体がそれを当たり前と反応し、自然で無理なく滑らかな動き、
多少、外から強い力を加えられたとしてもぶれないで
或いは押し返すことにも、無理がなくできるようになります。

ここで書いていることは、タイトルとしては部分のことに思えるかも知れませんが
全て体幹から体を使っていくために書いています。
「肩甲骨」と書いていても
「骨盤」「股関節」と書いていても
独立したものでなく、体がつながるためのもの。

タイトルが変われば意識できるところが変わってきます。
長年使い慣れた「部分」の意識を「全体として通るもの」に変えていくのは
一朝一夕にはできませんが、少しずつ変化していきます。

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