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桐生英美

中小企業の経営を支える人事総務コンサルタント

桐生英美(きりゅうひでみ) / 社会保険労務士

日本経営サポート株式会社

コラム

誰と一緒に働くか ~ ハーレー社労士が伝える成功への道

2024年3月25日

テーマ:採用力

コラムカテゴリ:ビジネス

「ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」には、
成功する人事管理の方法について、興味深い言葉が記されています。
それは、偉大な企業の経営者がまずバスの行先を決め、
それからバスに乗る人を選ぶのではなく、
適切な人をバスに乗せてふさわしい席に着かせ、
不適切な人をバスから降ろすと、バスは素晴らしい場所に行ける、
というものです。
この考え方は、私自身が採用力育成コンサルティングで最も大切にしていることの一つです。
目標を設定し、夢を語ることは簡単ですが、
その目標を実現するための方法は多岐にわたり、
同じ方法でも違う人が関われば異なる結果になります。

つまり、誰と一緒に仕事をするかによって、
目標達成までの時間が大きく変わるのです。
最短距離で成功に導くためには、
「どのような仲間を集めてスタートするか」が鍵となります。
適切な人材がバスに乗っているなら、
動機づけや管理の問題はほぼなくなります。
細かい指示を出す必要もなく、彼らは自社にとって適切な人材だからです。
ストレスも少なく、経営者としては理想的な状況です。

では、自社にとって適切な人材とはどのような人材でしょうか?
超優秀な人材や海外でMBAを取得した人が
必ずしも適切な人材とは限りません。

なぜなら、会社ごとに「いい人材」や「優秀な人材」は異なるからです。
私が考える適切な人材とは、「自社の企業文化に合う人」です。

仕事のスキルは採用後に教育できますが、
企業文化に合わない人を採用しても、理念や哲学を理解させるのは難しいです。

企業文化は価値観や行動規範を含む土壌であり、
そこに合わない木を植えても育ちません。

中小企業の場合、社長の価値観が企業文化を形成します。
社長であるあなたの価値観に合う人材を選ぶことが重要です。

採用基準は学歴や経歴だけでなく、
企業文化への適合度を見極めるためにも活用すべきです。

採用基準を明確に設定することで、
候補者のスキルや経歴だけでなく、
価値観や文化への適合性を見極めることが可能になります。

このようなアプローチによって、
入社後のギャップや早期離職のリスクを軽減し、
企業の持続的な成功を促進することができます。

したがって、経営者は採用プロセスにおいて
慎重かつ戦略的なアプローチを取ることが求められます。

採用は単なる作業ではなく、会社の未来を担う重要な投資です。

適切な人材を見極めるために、
明確な採用基準を設定し、
経営者の価値観と企業文化との一致を確認することが必要です。
これによって、成功への道をより確実なものにすることができます。

お互いにギャップを避け、成功に向けて最適な仲間を選ぶために、
採用基準を明確にしましょう。

採用力を強化することは、会社の持続的な成長に不可欠です。
私たちは、多くの会社が採用力を身につけ、
業績を伸ばしていただけるよう、戦略立案から実行までをトータルでサポートしています。

採用力を高め、組織の成長に貢献するための戦略を共に考えましょう。
お気軽にご相談ください。

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