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コラム
中古戸建は浄化槽にも注意
2020年5月20日 公開 / 2021年2月26日更新
徳島の物件は浄化槽が多い
都市部の方だと浄化槽なんて未だにあるの?と言われそうですが
徳島の中古住宅の場合浄化槽がある物件がまだまだ多いのです。
下水道普及率ワースト県ナンバーワンが徳島県なのです。
徳島県全体では18.1%徳島市でも約30%なのです。(平成30年データ)
中古住宅の浄化槽
中古戸建を売買する時、意外と忘れられているのが浄化槽の点検こと。
浄化槽はトイレ、お風呂、キッチンなどの排水を綺麗にする装置で、浄化槽内で綺麗になったものを排水する重要なものです。
然しながら何故忘れられがちかと言えば、地下に埋設されているので、マンホール蓋くらいしか見えません。
不動産業者も設備機器に詳しい営業マンは少ないし、そういう意識自体がない方も多いと思います。
浄化槽の仕組みは日本環境整備教育センターのHPに詳しく書いてますのでご参考に。
点検や汲み取りをしていない場合
点検、汲み取りをしていない場合、汚泥がたまりすぎて浄化槽がその重みで破損する事例があるそうです。
浄化槽はFRPという強化プラスチックでできているのですが、これが破損すれば修理が高額になります。
あとよくあるのが、ブロア装置の故障。これは装置を交換すればいいのですが、空気を送り込むことが出来ないままでは浄化槽が正常に機能しません。
この装置で汚れた水の中にどんどん空気を送り込んで、微生物をはたらかせ、汚水中の有機物をさらに浄化させています。
取引までに汲み取り清掃
不動産業者も重要事項説明書の調査時に浄化槽のことも調べますが、
正常に動作しているかは点検してみないとわかりません。
直近まで点検をしていたかは浄化槽点検シールで確認できますので、点検した業者に聞き取りも可能です。
しばらく売れていなかった物件や売主が何もしていない物件もまれにあります。
出来れば取引までに浄化槽が正常に動くか点検してもらい引渡し前に汲み取りも売主
側でおこなっていただく事をお勧めします。
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