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徳島県の古地図と液状化

2024年4月20日

テーマ:不動産コラム

コラムカテゴリ:住宅・建物

地震などの度に災害の起きにくい土地、液状化リスクの少ない土地はどこでしょうか?との質問があります。

津波災害警戒区域や土砂災害警戒区域などは県のホームページなどで確認できます。
大きな河川や眉山をはじめ山もある自然豊かな徳島市なので、津波災害警戒区域、土砂災害警戒区域の土地も広範囲にあります。
あまり気にしすぎても個人的にはどうかと思いますが、液状化などのリスクの方が万が一の場合影響が大きいのではと思っています。
液状化のリスクは「古地図」を見ればわかりやすいと一般的に言われてます。
県のホームページにも「徳島県の古地図」コーナーがあり
「古地図を眺めてみると,現在の陸地が,古くは海や川,沼地,水田であったことが分かる場所があります。
これらの場所は,一般的に「液状化減少」が起きやすいと言われています。
地盤の性質を知ることで,地域防災の一歩を進めましょう。」と書かれています。




徳島県のの古地図の中で徳島市辺りの古地図は明治34年のものと明治36年のものが公開されてます。
これを見ると明治34年=123年前から市街地だったところはこの辺りだったとか、埋め立て地で何もなかったところ、農地しかなかった、湿地帯だったところなどがわかります。

また、徳島市の中でも古地図からみてもその頃からある住宅地の地名なども面白い由来があるそうです。

伊賀町・・・忍者で有名な伊賀士と呼ばれていた方達の住宅がある地区だったとか。

弓町・・・江戸時代徳島藩の軽弓組が集団居住したことによる。

この辺りの地域(伊賀町・弓町・幟町(のぼりちょう)はお金持ちの豪邸が多いイメージなのですがやはり昔から由緒ある地域なのでわかるような気がます。
防災面についても眉山が近いので一部土砂災害警戒区域には入っていますが120年以上前からある市街地ということなので実質的に安心感はあるように思えます。
(たまたまですが、弓町の売り土地2件ありますので気になる方はお問合せください。)

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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