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谷津吉美

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谷津吉美(やつよしみ) / 薬剤師

有限会社むつごろう薬局

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コラム

正しい姿勢と妊娠との関係

2019年11月15日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:漢方薬で赤ちゃんを考える

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: IFA働き方改革マインドフルネス




背中が丸まった姿勢は体の中を酸性にして、場合によっては赤ちゃんを遠ざけてしまうことも!正しいしせいいを覚えれば、立ち姿はもちろん、歩く姿勢も美しく、体の中から健康的になれます。

体が酸性に傾いていると赤ちゃんができにくい
「早く、赤ちゃんを授かりたい」とご相談にくる人の多くが、ねこ背ぎみ。仕事で長時間パソコンに向かったり、プライベートタイムもソファや床に座ってテレビを見たり、ゲームをしたり。考えてみると、ふだんの生活の中で前かがみになる、背中を丸めることが多いので、現代人の姿勢が悪くなるのも無理のないことなのかもしれません。
しかし、「姿勢が悪い」ことは、単純に「見た目がよくない」というだけにとどまりません。体内を酸性にし、赤ちゃんができにくい体質をつくる原因にもなるのです。私たちの体は、生命活動のエネルギーを食べ物(食事)と空気(呼吸)からとっています。その割合を見てみると、食べ物からはわずか15%。残りの85%のエネルギーは呼吸をすることで、空気からとっています。
前かがみの姿勢になると、肺が狭まります。すると酸素と炭酸ガスの交換がスムーズにできなくなり、血液中に炭酸ガスがふえ、血液が酸性に傾きます。受精卵は、子宮内が弱アルカリ性のときに育つもの。体が酸性に傾けば、せっかく受精しても、その卵は育ちにくいといえるでしょう。

慣れれば、らくに自然に正しい姿勢が維持できる
体内を酸性に傾けないため、正しい姿勢のつくり方を覚えてください。まずはあごを引き、肩の力を抜いて、胸を張ります。次におへそを少し前に突き出すようにして、お尻はキュッと締めます。頭のてっぺんからお尻先まで、一本の太い柱が入っているようにイメージするとよいでしょう。呼吸はゆっくりと深く鼻から吸って、おへその下あたりにため、それからゆっくりと吐きましょう。
正しい姿勢に慣れるまで、はじめはつらく感じるかもしれません。でも、ふだんから姿勢をよくするよう心がければ、腹筋や背筋も鍛えられ、自然によい姿勢をキープできるようになります。
姿勢をよくするために、なわ跳びをするのもよいでしょう(姿勢が悪いと500回、1000回というような回数は跳べません。)。食事では精製食品(白米、白麦、白砂糖など)。肉、魚介、油脂類の食べすぎに注意。玄米、玄麦、豆類、野菜、海藻、などを積極的にとることをおすすめします。

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