言葉11 英国王の吃音を治した男の話
ロータリーは、若い人材の教育に力を注いでいます。
①「青少年交換」と銘打った制度をつくっています。この制度は、高校生を海外に1年間留学させ、留学先のロータリアンの家庭に預かってもらい、そこでその国の文化や国民に接することでいろいろな学びを得てもらうものです。もちろん「青少年交換」ですから、逆に留学先の地域のロータリークラブから高校生の留学生を受け入れています。
②日本人の優秀で若い人材に、その希望する学問をしてもらうための留学生支援の制度もあります。この制度を利用して国際的に有名になった人の一人に緒(お)方(がた)貞(さだ)子(こ)さんがいます。
③ロータリークラブに入会するには少し早い年齢層の人たちに、ロータリークラブと同じような組織・団体に入ってもらうロータアクトクラブやインターアクトクラブの制度があります。ロータリアンと交わって学び、共に仲間として奉仕をする制度です。
④これは日本だけの独自の制度ですが、私費で日本に来て学ぶ大学生や大学院生などを支援する、米山記念奨学制度(コラム35参照)もあります。
これらの制度を利用している若い人たちは、全員、明るく聡明で意欲と行動力を持った人材に育っています。
⑤このような制度を利用しない人であっても、個々のロータリークラブが、若い人たちを何らかの奉仕の対象にし、資金その他を援助して、共に学び共に奉仕する機会も必要に応じてつくっています。
次代を担う若い人材を教育しているのです。むろん、すべて無償の奉仕です。若い人材の教育は、大切にすべきものなのです。