ガバナー論 2 哲学をもて
2020/11/02 英語話者には通じない片仮名語
本日付の山陽新聞朝刊のコラム「滴一滴」には、次の記載がある。
①新型コロナウイルスの蔓延に関連して、クラスター(感染者集団)やオーバーシュート(爆発的患者急増)などの片仮名語が見られるようになったが、他にも、インバウンド(訪日外国人客)、カーボンニュートラル(二酸化炭素排出量実質ゼロ)、コーポレートガバナンス(企業統治)片仮名語も見られる。
②これらの言葉は、英語を基としながら、本来の意味と違う意味に使われていることが少なくなく、例えば、インバウンドの英語の意味は「本国行きの」であり、オーバーシュートの英語の意味は「想定より行き過ぎる」ことである。
③その違いがあるため、片仮名語(「滴一滴」のいう「日本流解釈」)は英語話者には通じないことが多いようで、言語学者は、このような片仮名語の使用は、英語学習にも日本語文化にも悪影響を及ぼすと懸念しているとのことだ。
気を付けたいと思う。