公用文用語 「等」と書くか「など」と書くか?
文と文章は意味が違います。
文のことを文章と表現する例を多く見ますので,言葉の単位を書いておきます。
1 文章
手紙文でいえば,「拝啓」に始まり「敬具」で終わる,文の集合体のことです。言葉の単位としては,最大のもの。
2 段落
文章の中の,ひとまとまりの文の集合体のことです。
段落の最初の文は,一字下げて書きますので,それが段落の目安になります。
3 文
句点(くてん)によって区切られたひとまとまりの文字列をいいます。
句点だけでなく,「?(疑問符、ぎもんふ)」や「!(感嘆符、かんたんふ)」で区切ることもあります。
4 文節
一つの文を,意味が通じる程度に短く区切ったときの,ひとまとまりの文字列をいいます。
例えば,「一つの文を」「意味が通じる程度に」「短く区切ったときの」「ひとまとまりの文字列」「をいいます」の文でいえば,カギ括弧内の文字列のことです。
5 単語
単語とは,文節を更に細かく区切った場合の最小単位の言葉をいいます。
「一つ」「の」「文」「を」「意味」「が」「通じる」「程度」「に」「短く」「区切った」「とき」「の」「ひとまとまり」「の」「文字列」「を」「いいます」の文についていえば,カギ括弧内の文字のことです。